長らく茶道の流派は「武家茶」と「町人茶」で語られてきましたが、それが本当に正しいのか?と最近思うようになりました。

 

 そして、いろいろ考えた上で

 

・古流
・利休流
・織部流
・道安流
・宗旦流

 

 という5つの区分ができるのではないか?と考えています。

 古流というのは

 

 ・仕込建水がない
 ・柄杓の清めがある
 ・吸い茶がない
 ・茶巾を都度畳み直す
 ・茶筌洗いを湯で行う

 

 の残されている流派で、藪内流や珠光流といった流派があります。

 藪内流は利休の影響を受けながらも、紹鷗からの点前を変えずに来ていると考えられます。

 

 利休流というのは

 

 ・利休より直伝された者が流祖または遠祖

 ・台子飾りの際、火箸を前とする(炭点前がある場合のみ)

 ・武家茶とも町人茶とも点前が微妙に違う

 

 という中間的な流派で、有楽流(貞置流)や三斎流などが該当します。

 当流もここに分類されます。

 

織部流というのは

 

 ・織部が改定した武家作法を中心とする(帛紗は右、柄杓を右持ちするなど)

 ・礼が手甲礼または建手礼

 ・相手の身分による所作の変化がある


 織部流、遠州流、上田宗箇流などが該当します。
 

 道安流というのは

 

 ・利休回帰を掲げて、武家茶の中でそれをおこなった流派

 ・遠州流に比べて所作は利休流と近い

 ・多くは石州流系


 石州流、鎮信流、宗和流などが該当します。

 

 宗旦流というのは

 

 ・表千家、裏千家、武者小路千家の三千家とその弟子の流派がある

 ・宗徧流、庸軒流、江戸千家(不白流)、松尾流などを含む

 ・裏千家は玄々斎の大改定があったため他流との手が大きく違う

 ・帛紗は左

 

 現在の茶道人口の約8割がこの宗旦流ということになります。

 もう少し詳しくそれぞれの流儀を調べて、細かい共通点を見つけたいと思います。