本日は旧暦二月二十八日。
利休を祖とする三千家では利休忌が行われます……といっても、表千家は新暦3月27日、裏千家と武者小路千家は新暦3月28日に追善供養を済ませています。
あくまで、旧暦に拘る方(私みたいに?)向けのご案内ということにしてください(笑)
三千家では、利休坐像遺偈賛または立像遺偈賛の掛軸に、楽焼の三具足(香炉、華瓶、燭台)と供茶茶盌、盛物台を用いるようになっています(これでなければならないということではないようです)。
これは元々仏教で使われる三具足を取り入れたもので、仏壇には、ご飯とお水が上がっていると思いますが、その代りにお茶と菓子を上げる訳ですね。
花は菜の花を使います。
菜の花を使うことからも、3月から4月――旧暦の二月廿八日が丁度良いということになります。
表千家の定本では、利休切腹の際、金盞花を入れていたとされますが、裏千家では菜の花としています。
金盞花は洋花で、露地の花です。開花時期は春先から初夏。大体4月〜5月とされています。そういう花が二月末に咲いていたので床に入れたのでしょうか。それともたまたま和花の適当な花が咲いておらず、金盞花だけだったのでしょうか。
花言葉を調べてみますと「失望」「暗い悲しみ」など、マイナスの言葉が並びます(マイナスだけではないのですが)。
もっとも花言葉は西欧のもので、17世紀のトルコ生まれ。のちフランスで紹介されるや貴族階級で大流行。日本に入ってきたのは明治時代ですから、利休が知っている訳もないのですが(笑)
ちなみに利休梅は支那原産の花で、明治時代に日本に入ってきた渡来種です。丁度利休忌の頃に咲くため、この名前がつけられた……とも言われます。
皆さまはどのような設えで利休忌をなさいますか?