日曜日は御家流片岡宗橘さんのお香とお茶のワークショップにお邪魔しました。
国際色豊かな会で、白人女性(ロシア人?)二人とタイ人女性一人とその知り合いの方お一人とご一緒させていただきました。
聞香では源氏香を。
一の香はおそらく沈香。
少し辛く、渋みのある香り。
ニの香は香りが弱く、仄かな柔らかさのある香り。
三の香は甘く、さわやかさの広がる馴染みある香り。
四の香は三の香に比べ少し淡いまでも、やはり甘く、爽やかさのある香り。
五の香は四の香に比べしっかりとしていましたが、三の香ほどはっきりとせず、やや柔らかい感じ。
配られた紙に縦線を5本引いて、同じ香りのものを上で結ぶという遊び。
私の判断は××○○○。
一つ目が沈香ではないかと思いました。二つ目があとから教えていただきましたが伽羅。三つ目以降は同系統の香りと判断しました。あとからお聞きしましたら三の香以降は「白檀」。普段、茶道で使う香は「白檀」ですから、それは馴染みのある香りで、好きな香りのはずですね(笑)
源氏香の見分け(どの図と同じか)を間違えて「乙女(右から××○×○)」と書きました書いた図は「蓬生(××○○○)」で正解。

こちらが少女の源氏香図。
源氏香は右から縦線を書き、同じものをつなぎ、同じでないものは結ばない。二種類同じものがある場合もあり、全部で源氏物語52帖の名前が取られています。
なかなか難しいですね!
あの源氏香の図を覚えたい!と思いましたよ。
いろいろなお道具を見ていただき、「あ、この道具は香道から茶道にもたらされたものなんだ!」と関心しきり。
火入の灰押や灰形は香道を学べばいいこともわかりました。今はまだ無理ですが、いずれは習いたいと思いました。
香道は志野宗信が茶道もしていたことから、関係が深く、安藤家も御家流香道と茶道との家元を兼ねるほどのお家柄。安藤家の香道は志野宗信の分派である米川流の流れを汲むそうで、やはり茶道との関わりが強い流派なんですね。廃藩置県でほとんどの大名家の香道が廃れた今となっては数少ない武家香道のお流派なんですね!←調べた(笑)
お茶席は濃茶と薄茶。
宗橘先生のお茶は本当に美味しい。
しかも、見たくて見たくてたまらなかった、猿曳棚の現物を拝見。
織部好と石州好があるそうで、先日鎮信流の方がFBでアップされていたのとどことなく違います。御家流さんでは紹鷗袋棚では中置きをされないとのことで、酒井宗雅公が松平不昧公にお尋ねになられた話が「猿曳棚にあるのだから」という酒井宗雅公の着眼であることがなお浮き彫りになる話でした(^^)/
使われた水指は赤絵染付四方水指。平水指というほど浅くはないのですが、やや開いた感じがあり、内絵のある猿曳棚にぴったりな雰囲気でした。また、建水の青磁がこれまたいい!菊割のような文様のある宗橘さんらしい素敵な青磁。
茶入は上野の赤茶色をした勢高肩衝。
なかなかの品かと。
朴訥でいながらうちに秘めたる力強さのある茶入。堂々とした雰囲気は武家茶さんでは逸品が主流なので、それほどでもと謙遜されていましたが、市井の茶会では充分なほどのもの。
釉景が荒波を思わせる器膚で、韋(なめしがわ)のような雰囲気。蓋の景色もよく、拝見したかったですが、ワークショップですのでご遠慮申し上げました。
茶杓も心惹かれまして、剣先の露に蟻腰、深樋でしっかりとしていながら、表千家の方が削ったとは思えぬほど武家茶らしい茶杓になっていました。
また蓋置が宗橘先生特注の品。
まさに宗橘先生好み。若干頼んだものと違う部分があって、もう一度頼みたいと思われていたようでした^^
御家流さんは「茶杓以外に滅多に銘をつけられない」とのことで、なるほど、それも一つの理がある!と納得させられました。
薄茶は長板。
これは素晴らしい四方水指。片側が染付で、片側が漢詩になっていました。
宗橘さんらしい砂張の建水も素敵でした。
釜は達磨釜っぽいもので、一瞬独楽形かとも思いましたが、鐶付が巻貝形で、見事でした。また、溜塗の炉椽が素敵で、釜とピッタリ!
蓋置は珍しい蕨形の唐銅。いやぁ、素晴しいさりげなき季節感の表し方。
その後、島薗邸から駒込にある母の知り合いのとんかつ屋「わらしっ子」で夕飯。
その後さらに六義園に足を伸ばし、夜桜を観てまいりました。
六義園はデートコースに最適。
是非着物でデートしたいところです!
島薗邸から駒込に歩く間に「茂手木」さんという表札のお宅に「不審庵 表千家 双魚洞」とう標札が。ご高名な先生のお宅ではないかと思いながら、一礼し後にしました(笑)
都内のこうしたところを歩くことも滅多にないので、面白かったです。