今日は、お茶からちょっと離れて、日本人が大好きな「お寿司」のお話。
日本で古くから食べられている「お寿司」とは、もともと熟鮨のことでしたが、徐々に押し寿司、そして酢寿司へと変化していきます。
この過程で、現在「五目ちらし」と呼ばれるものが全国的に「お寿司」と呼ばれるようになりました。
そして、江戸中期、華屋與兵衛によって握り寿司(江戸前寿司)が考案されると、瞬く間に全国に拡がりましたが、お寿司と言えばちらし寿司のことだったそうです。
握り寿司は「江戸前」と呼ばれ、お寿司といえば「ちらし寿司」だったものが、江戸前がお寿司に変わったのは実は戦後の食料統制時代だったのです。
これは1947年(昭和22年)飲食営業緊急措置令が施行され、寿司店は表立って営業できなくなったことに対して、寿司店の組合の有志が交渉に立ち上がり、1合の米と握り寿司10個(巻き寿司なら4本)を交換する委託加工として、正式に営業を認めさせたことで、近畿をはじめ日本全国でこれに倣ったため、日本で寿司店といえば江戸前ずし一色となってしまったということでした。
このため、地方ではその後も「江戸前」と「お寿司」と呼んでいた場所もありますが、現在の団塊世代より後に生まれた世代にとっては「寿司」といえば「江戸前にぎり」のことになってしまったそうです。
母・宗靜先生に「お寿司と言えばちらし寿司(※五目チラシ)」と言われていた謎が解けました♪