居らずとも在ると思ふが貴人かな
炉はあしそと勝手外隅 道舜
当流では、炉の場合点前をするのは必ず斜め四十五度を向くのですが、これは「貴人畳に貴人が居ても居なくても貴人がいると思う」ということです。
貴人畳とは本来「貴人が一人で坐る畳」ですので、貴人畳の中心を向かずに点前をするようにしています。
現在は貴人が居ない(厳密に言えばいますよw)世の中ですので、関係なく貴人畳を使っていますが、本来は貴人でなければ坐らないものですから、正客は客畳に坐る訳です。
本来の規矩を理解した上で、現状に合わせていく(沢山お客さまを迎えたいという要望だったり)のが、茶道の在り方だと思います。
でも、「知りもしないで無視をする」のと「解っていて敢えてそうする」のでは大きく違います。