【道歌】
引き置きは己の向きに添はすもの
風炉は風炉なり炉は炉なりなる 道舜

 

 柄杓の向きのお話ですね♪
 意外と忘れがちですけれど、風炉と炉で変わるのは体の向きです。そして棚物の位置も変わります。

 

 ですから、道具の位置も当然変わります。

 

 流派によってはさらに道具立てなどによって(上位の点前などで)、さらに体の向きが変わったり、内隅狙い・外隅狙いなどによっても点前の最中の柄杓の位置が変化することがあります。

 

 当流では「斜め四十五度」で、足の外側の延長線が炉椽の外隅で炉椽の対角線と直角に交わるようになります。

 

 内隅や外隅、向隅といった狙い方は、正客の位置によって変化する町人茶らしい変化です。

 

 当流の狙いは「貴人畳の中央にいらっしゃる正客に失礼のないように向いています」ので、この角度からブレません。

 

 居なくても居るかのように。

 

 居らずとも在ると思ふが貴人かな
 炉はあしそと勝手外隅 道舜