本日は「小寒」。二十四節気第二十三。
 旧暦では十一月十九日。霜月丁酉。

 寒の入りともいい、これからが一年で一番寒い時期になります。旧暦ではだいたい十一月~十二月にあたり、年末です。

『暦便覧』には「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」とあります。

 寒中見舞いは本来この頃に出し、御歳暮はこの後……ということになる訳です。
 
 武道の寒稽古や寒中水泳が行われる時期でもあり、小寒と大寒を合わせて「寒中」といいます。

 寒中の装いとしては、長着は本袷・袴は総裏。綿入れも活躍する頃です。個人的にはトンビを出して白狐の襟巻をして歩く季節です(笑)


 これを過ぎると春。
 冬の寒さをしのぐために、茶道では筒茶盌を用いて、暖かい茶をお出ししたり、暁の茶事で極寒の朝の夜明けを愉しむ茶事が催されたりします。

 本来はこの後が「年越しの茶事」になるのですが、近年では旧暦で執り行うところも少なくなりましたので、順序が入れ替わってしまっています。

 冬の中にこそ春があると思って、椿を愛でながら、春の訪れを心待ちにする……といった心境でしょうか。

 この時期の禅語としては「寒夜聴霜」、「寒尽不知年」「枯木倚寒厳」などは如何でしょう?