茶室のひとつに「台目席」というものがあります。

 

 この台目席というのは「台目畳」を点前座とした茶席のことで、小間の一種です。

 

 台目席は「台目+○畳」という単位で表され、一畳台目、二畳台目、三畳台目、四畳台目などと呼びます。

 

 台目がつくと必ず小間の扱いで、棚物は用いません。

 

 なんで棚物を用いないか?というとそれは台目の成り立ちに関わりがあります。

 

 台目畳は本畳(京間)の四分の三ほどの大きさと言われますが、実際には「台子の大きさを取り除いた畳」のことです。

 

 つまり、点前座に「棚を置かないことを前提として作られた寸法」なんですね。

 

 ですから、棚物は用いません。

 

 その代わりに台目席には、仕付棚というものがあります。

 これは好みによって棚数が様々ですが、大体二重棚になっています。

 

 狭いですから大きな動きをしないような配慮があるというこです。

 

 当然小間ですから、侘びた茶をすることが必然的に多くなります。

 華やかな道具を用いることが駄目ではありませんが、台目には台子で用いるような道具は相応しくないと思います。

 

 そうした道具が用いたいならば、広間席(書院)をお使いになるのがよろしいかと。

 

 規矩を外れるには「物語による必然性」が重要です。

 どんな理由があっても、物語もないのに規矩を外すのは「無知」と思われてしまいますので、気をつけましょう♪