流儀とは流祖の思ふ習ひかな
正しくもあり正しくもなし 道舜

 

 流儀でこうするからといって、他流ではそうしないかもしれない。これが絶対である……ということはなく、それが何故そうであるのかを知ろうとせずに、他流を貶めてはいけません。

 

 また、そのときに「何故、自流はそうしないのか?」という疑問を持ち、その答えを用意することが大事です。

 

 その上で他流でそうであるのは何故か?という教えを乞うべきです。

流儀というのは流祖や歴代の家元が「これが正しい!」と考えて手を直していることがほとんどです。その理由を知らずして、何が正しいなどと言えない訳です。

 

 知らないと言えるほど、全てを知り尽くしてこそなのです。