茶道具そのものに格の序列があることは知られていますが、どういう順番なのか、はっきりと分かっていますでしょうか?
基本的には「会記の順番」と私は習いました。
会記の順番というのは
床 軸
花入
花
釜・風炉
棚
水指
茶入
茶盌
茶杓
建水
蓋置
菓子器
菓子
御茶
です(流派によって書き順は異なります)。
しかし、いろいろな文献を見ていくと
①茶壺
②掛物
③釜・風炉
④茶入
⑤茶盌
⑥茶杓
⑦薄器
⑧花入
⑨水指
⑩香盒
⑪蓋置
⑫炭道具
⑬建水
という序列があります。
数字が少ないものが主役、数字が多いものが脇役ということになります。ある程度は順序が変わるとしても、大まかにいえばこの順位から変わることはないですね。
会記で水指が棚の次にかかれているのは、水指は常に棚物とセットで用いられるからと考えられます。省かれていますが風炉先や敷板を書くとしたら、ここにくる訳ですね。
本来脇役であるはずの道具が主役を喰うほどになっては困りますので、順位が上のものから道具を決めていくことが多い訳です。
そして、その最たるものが「茶室」ということになります。
次回は、茶室の格を見ていきましょう。