好き嫌い以外のことは、実物を見ない限り論じない方がいい。

 特に専門家は。

 

 これは三好天目と私が呼称する「なんでも鑑定団」で耀変天目であると中島誠之助氏に断定された天目のことです。

 

 写真や映像というのはライティングによって光の加減が変わり、実物と映像が大分違うことがあります。

 

 身近な例ではヤフオクの写真。「見たのと違う!」なんてことありませんか?

 写真や映像というのは補正も可能ですし、ライティングによって色が変化します。

 ですから、鑑定という行為や真贋の判断は「映像越し」や「画像越し」ではほぼできません。

 

 可能なのは鑑定眼を持つ人と、写真補正などの技術を持ち、色がよくわかる人だけです。

 

 私は三好天目が好きです。

 というのは、派手な天目が好きではないからですw

 

 私はかすかに耀変が出ていた……と考えています。

 何度も映像を見直しましたが、釉薬の着色ではない光の屈折による光彩が見えているように感じたからです。

 

 ただ、ほんのちょっとだけなので、これが耀変か?と言われると「耀変といえなくもない」というレベルであることも確かです。

 

 ですので、陶芸家さんや高名な先生たちは「本物を実際に見るまで、あーだこーだ言わず、自分の道を進んだ方がいい」と思うのです。

 

 私は大したことない市井のしがない茶道教授ですから、好き嫌いでものを言います。

 私は好きです。

 

 私は、派手ではないこの天目が好きです。