以前、「お席全部入れなかったお客様からクレームが入って『入れなかった分のお菓子を』と言われた」という話を聞きました。
その話を聞いたとき「それってどうなのよ?!」って思わず言ってしまったのですが、よくよく考えると、世の中的にお茶券のありかたが理解されていないのではないかと思いました。
喫茶店などで、御抹茶をいただくときは、大体800円~1000円ぐらいになるかと思いますが、それは点前などはありませんし、道具も安価な場合が多いです(特別な場所は除きます)。
大寄せのお茶会を単独で開いた場合、一人2000円でも赤字です。
ですので、何部屋か合同で大寄せを開き、お茶券も合同で出すことで枚数を多くしてペイできるようにしている訳ですね。
そして、そのお茶券というのは「入ろうと思えば全部屋入ることも可能だが、全席入れることを保証しているものではない」ということです。お茶会によっては4席中3席までしか入れないものや、6席中3席までのものもあります。だいたい1日に回れる部屋数は3席程度です。
よくいわれる言葉に
「待つのもお茶の内」
というものがあります。
お茶はお席を愉しむものであり、それを待つ間にいろいろと考えておき、お席に入った時見逃すもののないように心を落ち着けておくものな訳です。
そして、席に入れなかったからといって、「お菓子を~」というなら、我が子の言葉を借りれば「お茶券買わずにお菓子屋さんでお菓子買って食べたらいいんだよ」ということになります。
我が子ながら鋭い指摘だなぁ~と思いましたが、ほんとその通りです。
待合でおしゃべりしたいなら喫茶店でだべってほしいですし、お菓子が食べたいなら和菓子屋さんで買って家で食べたらいいんです。
元をとってやろう!って思うのなら「そもそも赤字かトントンでやってるお茶会である」ということを理解してもらえればありがたいなぁ……と思ったり。
あさましくならず、むさぼらず、心に余裕のある日本人でいたいですね♪