和敬清寂は茶道の心得を表す標語で、正確には禅語ではありません。

 この言葉は大徳寺二七三世大心義統が作ったといわれており、利休の言葉ではありません

 この言葉のもとになったものは、村田珠光が著した『珠光問答』のなかで、足利義政から茶の精神を問われたときに答えたとされる「謹敬清寂」です。ですが、村田珠光が足利義政に仕えた事実はありませんので、これも仮託でしょう。

 

 それでも、この言葉が茶道の精神性を表す言葉であることに変わりはありません。

 

 四つの意味であり、亭主と正客の心得であることから、「四規」とも言います。

 

 月桑庵では常什として、この「和敬清寂」の掛軸を稽古の際に掛けています。

 今度、お弟子さんに和敬清寂の意味を尋ねてみましょうか(笑)