半夏生は雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃とされます。また、半夏生(片白草)の葉の半分が名前の通り白くなって化粧しているように見えることからともいいます。

 半夏生の頃は大雨が多く、半夏雨といいます。

 この日までに畑仕事を終えて、この日から五日間は休みとする地域も多く、井戸に蓋をして天から降る毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べないなどの風習もあります。

 蛸を食べる風習もある地域があるそうです。これは植えた苗がしっかりと根付くようにとの願いを込めたものだそうです。

 こうした雑節の意味や由来などを知ると茶道具の見立てがいろいろと愉しめます♪

半夏生のころには井戸蓋置は用いない方がよい(井戸に蓋をする訳ですので)と考えます。蛸や蛸壺の蓋置や、蛸壺っぽい建水なんかあると面白いかもしれませんね(笑)

この頃のお軸としては半夏生の「半」に因んで「半杓水」から『杓底一残水』(しゃくていのいちざんすい)『汲流千億人』(ながれをくむせんおくのひと)というお軸は如何でしょう?