明けましておめでとうございます!
【こよみ|旧正月】
明けましておめでとうございます!
本日は旧暦の元日。一年の始まりとなります。
立春過ぎて迎える元日は、寒さがより感じられますが、実はこれ、昼間暖かいからこそ余計に朝夕が冷え込んだように感じたり、暖かくなって湿度が回復したところに寒気が入り込むためにそう感じるのだそうです。
已に新暦で「明けましておめでとう」は済ませておりますが、月桑庵では再び「明けましておめでとう」をお声掛けさせていただきます♪
というのも、何度も申しますが、「旧暦合わせの方が節句は本来の季節感に合うから」です。
私たち現代人は、新暦の元日に「新春」とか「紅白の梅」を用いますが、新暦の元日はまだ冬ですし、紅白の梅はまだ早いのです。
年始のご挨拶は本来目上の人に元日伺うもので、その欠礼状が年賀状であったそうてす。
一時期減少傾向にあった年賀状も、最近では増えているそうです。
いつか、茶道仲間には旧暦の元日に届くように年賀状を出したいものですね。
新年に相応しいお軸としては「彩鳳舞丹霄」「松樹千年翠」「鶴吟千年松」などがよろしいかと思います♪
加えまして、今年は茶箱の許状(※)を頂きまして、庵号を新しく授かりました。
碧夢庵
といいます。
旧庵号は師匠と同じ櫻香庵でしたので、家元先生が「女っぽい」と気になさっておいでだったのでしょう。気に入っていたんですけどね。
これも一つの機でしょうから、これ以後は碧夢庵 道舜 宗地と名を改めて、茶道に邁進して参ります。
※当流の「茶箱」の許状は「外伝」のため教授より後に頂きます。
で、碧夢というのはどういうことなんだろうか?といろいろ調べておりましたところ……
瑤瑟怨 晩唐 温庭筠
冰簟銀牀夢不成
碧天如水夜雲輕
雁聲遠過瀟湘去
十二樓中月自明
氷簟銀牀 夢成らず
碧天水の如く 夜雲軽し
雁声遠く 瀟湘を過ぎ去る
十二楼中 月 自から明らかなり
「氷のような涼しいたかむしろ(竹莚・竹席。細く割った竹を「むしろ」のように編んだ夏季の敷物)に横になっても、月光に照らされたベッドに横になっても睡れない。
晴れた青空はまるで水のようで、夜になれば雲は軽やかに流れていく。
渡る雁が声を残して瀟水や湘水の方へ飛び去った。
崑崙にある仙宮の十二楼とも言うべき高殿(たかどの)にいる私の怨みも知らず、昔からの侭に明るい月が照らしている。」
という漢詩に行き当たりました。
温庭筠は山西省太原の人。若い頃から頭脳明敏で天賦の才を有し、科挙の試験では何時も官定の韻字を押韻するのに筆を執らず、一韻ごとに一度吟ずるだけだった。故に「温八吟」と称された。また、八度腕組みすると八韻を作りあげるので「温八叉」と名付けられるなど、希有な存在と知られていた……とのこと。ただ、任官は志したものの、不遇で終わっており若干鬱屈したものもちながらそれを外の世界に向かって発散させたという個性があり注目されている人物です。
なんともまぁ、私によく似た人物だこと。
ひとまずこれを由来かなぁ?と思っておきます。
道舜拝
