いつも思っているのですが、「人に来てもらうためにはハードルを低くする必要がある」というのは理解できますが、最低限のルールを変更していいんでしょうか。

 客のハードルを下げることは大切ですが、迎える側の設えや体裁、恰好などは本来のものであるべきではないのでしょうか。

 大寄せだから附下・小紋・木綿OKというのでは、それは本当におもてなしなの???と思ってしまうのです。

 昨今は、三千家の支部運営も人手が足りず困っているとも聞きますが、だからといって、略礼装ではないものを弟子に着せるのはいいのでしょうか。

 普段着はいいんですよ。
 稽古着だって、昔みたいに訪問着や紋付色無地でーなんて言いません。でも、本当はここから変えてはいけないのかもしれませんね。ポリでいいから、訪問着か色無地一つ紋で越させるべきなのかも?

 全く変わってはいけないとは思いませんが「今どきは~」といって変えてしまう人ほど、きちんと深くを学んでいない気がしますし、変えるには変えるなりの理由(人集めなどでハードルを下げるためではなく)が要る訳です。

 それともう一つ。
 茶道に興味を示す人は「ハードルを下げてほしいと思っているのか?」ということです。
 喫茶教室「お茶会へ行こう」をやってきて思うのは「素人ほど要求レベルが高いということ」です。

 加えて、茶道をしている側が「ハードルを下げて勘違いされた茶道を弘めたいと考えているのか?」ということも言えます。

 間口を広げることは大切ですが、歪めて伝えていいのでしょうか。

 間口を広げるが故に、もてなす側はよりきちんとしなければならないのではないかと思う次第です。