茶道をならってみたい!という方に私がいつもお聞きするのは「何のために茶道を習いたいのか」です。

 人によっては「花嫁修業」であったり、「先生になりたい」であったり、「お茶会へ行くために作法を覚えたい」だったり、「茶道具が家にあるのでせっかくなら使ってみたい」であったり。

 となると、当然我々教授者の教え方も異なります。
 私の師匠なども、私への教授の仕方と、宗靜先生(母)への教授の仕方が違います。

「先ほどと違いますが」

 と、宗靜先生がいおうものなら

「今日は(あなたに)それを教えておりません」

 と、ぴしゃり。

 普段は温和で、ざっくばらんな方ですが、茶道には厳しい方です^-^

 入門して一番最初に、割稽古から始めるのが普通です。
 割稽古は

 ・立居振舞
 ・礼
 ・帛紗捌き
 ・茶筅通し/茶筌洗い

 があります。
 この辺りは、已前(以前)にも解説していますので、当blogをご覧の方は御存知かと思います^^

 この先に平点前である

 ・一つ置き(水指飾り)
 ・運び出し

 があります。
 風炉と炉があり、手が混乱するので、風炉がきちんとできるようになってから炉へと移ります。
 師匠は「風爐は一年中使えるのがあるんだから、稽古は最初は風爐で」と仰います。

 宗靜先生(母)は立居振舞と礼で一月、帛紗捌きで一月、茶筅通し・洗いで一月。御茶を点てさせてもらうまで三カ月も通ったとか。

 茶の道は最低二十年と言われます。
 もちろん、他流で稽古されていた方はショートカットできたりしますけれども、併せて二十年でしょうかね。