茶道といえば、一般の方は、喫茶しか思い浮かばない訳ですが、御酒も呑み、煙草も喫み、懐石(和食)も食べるのが正式な訳です。

 ここで今回注目するのは「莨」です。

 莨盆は「飾り」だと思っている人が多いかもしれませんが「本来は待合や腰掛、薄茶席で用いるもの」なんですね。薄茶席では亭主がお使いくださいと申されて使うものではありますが、待合や腰掛では「使っていい」ものになります。

 しかし、近年の嫌煙ブームで、喫煙者が肩身の狭い思いをしておりますが、私は「堂々と喫うべき」と思っています。そのためにも、喫煙の作法を身に着けておかねばならないと思うのですが、茶道における煙管の扱いはなかなか習うことができません。

 私は、煙管を元々持っていて、使い方も手入れも知っておりますから、それほど苦労はないのですが、これ、喫煙もしない、煙管もないという方だととても抵抗のあるものですよね。

 でも、これも茶道の一環。是非、喫煙してみてください。
 紙タバコと違い、どちらかというと莨は香のものです。
 御香とどことなく似たものもありますので、見方を変えていただけるといいかな?と。

 莨を毛嫌いせず、これも一つの「伝統」であると考えていただけると嬉しいのですが。