豊島園を後にして、池袋で副都心線に乗り換え、明治神宮前へ。
 そこからタクシーに乗り、根津美術館へ。

 天下三肩衝の一つ「初花」を見るためです。
 天下三肩衝とは、「新田」「初花」「楢柴」の三つで、大名物として知らぬ茶人はもぐり!というような名物中の名物。

 その中でも、初花は、足利義政→村田珠光→鳥居引拙→大文字屋疋田宗観→織田信長→織田信忠→松平親宅→徳川家康→豊臣秀吉→宇喜多秀家→徳川家康→松平忠直→柳営御物と伝来しており、天下人の象徴でもあります。

 これをみてしまうと、我が家にある茶入すべてがかすんでしまいます(苦笑)
 松屋や松山も好かったですが、初花とその隣にあった丸壺が私の心を惹きました。
 あと、馬蝗絆青瓷茶盌と十字井戸!もうその接ぎ痕すらいとおしい。へうげものの古織が「げへへ」といいながら愛でてる姿が浮かびました。息子もカブリついてみてましたね。

 
馬蝗絆はやはり、鎹(かすがい)がいい!
 青瓷の変哲もない完璧な美よりも、割れて鎹を打って、繋いだ姿に侘びを感じます。
 唐銅の寄せ皆具もすごかったですね。

 砧青瓷の花入も鎹で繋ぐとこれほどよくなるのか……と思いました。
 が、これは「元が良いからこその美でもある」ということは理解できます。
 我が家にあるようなものではなかなか(笑)

 茶会に美術館にと、盛りだくさんな一日でした。