8月2日は旧暦七月七日、七夕です。
 一日早いですが、土日はblogがお休みですので、前倒しで^^

 七夕は「棚機(たなばた)」や「棚幡」とも書き、元からあった日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説と結びついて、精霊棚とその幡を安置するのが7日の夕方であることから「七夕」と書くようになったのだとか。

 棚機津女とは、個人の名前ではなく、村で選ばれた巫女のことで、水辺で神の降臨を待つという「禊ぎ(みそぎ)」の行事があったそうです。

 この行事は「雨乞い」の行事でもあり、水に関わる農耕儀礼であったといわれます。

 機(はた)という言葉がつくことからも解るように、神の着る衣(神御衣)を織って、神の訪れを待つ少女のことであり、水辺の機屋(はたや)に籠り、六日に訪れた神は七日に帰り、このとき水辺で禊ぎ(みそぎ)を行うと災難とのかかわりを取り去ってくれると考えられました。

 棚機津女が七日に出てくると、精霊棚(しょうりょうだな)を組んで、精霊馬として、胡瓜の馬に茄子の牛を備えます。馬が迎えというのは神が早く来るように、牛が送りというのは神がゆっくりと帰る(できるだけ近くにいてもらいたい)という表れです。

 これが、女性が針仕事の上達を願う乞巧奠(きっこうでん/きこうでん)や佛教の盂蘭盆会(お盆)牽牛織女の伝説と結びつき、さらに、短冊などを笹に飾る風習は、夏越の大祓に設置される茅の輪の両脇の笹竹に因んで江戸時代から始まったとされています。

 ちなみに「五色の短冊」は五行にちなんだもので、「緑(木)・紅(火)・黄(金)・白(水)・黒(土)」を意味します。

 また、イモの葉の露で墨をすると習字が上達するといい、7枚のカジ(梶)の葉に歌を書いてたむける風習もあります。このことから「梶の節句」とも言います。

 茶道の道具としてはこの短冊にちなんだ「短冊箪笥」などがあります。当流では、茶事などにおいて短冊箪笥の倹飩蓋裏に短冊を仕込んで、薄茶点前の際に用います。短冊は著名な方のものによるのではなく、七夕に因んで詠んだ歌を掛けます。当然、初座や待合の軸には短冊を掛けることができなくなりますが(笑)

 月桑庵では、この短冊箪笥に総織部竹形水指を飾り、点前をさせていただいております。8/24の「お茶会へ行こう」でも少々遅い七夕となりますが、させていただこうと考えております。