茶道に興味のない方だと、お抹茶にこれほど種類があるのをご存じの方は少ないのではないでしょうか。

 お抹茶には「本茶」と「非茶」が先ずあります。
 本茶とは、栂尾茶を用いた抹茶のことです。のち、宇治茶が本茶として扱われるようになりましたが、この二つの産地以外の茶は非茶とされます。

 摘んだ茶は、蒸してから乾燥させて碾茶にし、茶壺に詰められます。
 これを行うのは茶師で、一般に「お詰め」と呼ばれているものです。茶師は産地の茶をいろいろに組合せ、味を決めます。この作業が「茶詰め」と言われます。一般的に茶詰めは五月ごろに行われ、八十八夜(茶摘み)に摘まれたものが至上とされています。


 これを寝かせて熟成させたものを粉末にして飲むのが抹茶です。
 ただし、濃茶用と薄茶用は詰め方が違います。
 濃茶は封をしてより熟成させるようにしますが、薄茶はその周りに濃茶を熟成させるために詰めたものを用います。

 当流では山政小山園が御贔屓ですが、様々なランクのお茶があります。


 松風
 さみどり
 四方の薫
 小倉山(都賀の尾、苔の白)
 式部の昔(栂の白、神尾の白、悠和の白)
 先陣の昔
 天王山(深瀬の昔、葉室の昔)
 星雲(葉上の昔、千里の昔)
 神楽殿
 香寿賀の昔
 茶寿の昔

 があります。
 師匠の所では、四方の薫(よものかおり)を使っておられまして、こちらはとても香りがよく、甘味のある抹茶です。

 一般的には「昔」とつくものが濃茶用(三匙)、「白」とつくものが薄茶用(一匙半)とされていますが、「昔」は「昔ながらの製法で作られたもの」を意味します。古法のものが昔製または白製と呼ばれ、それ以外は青茶と呼ばれます。

 ちなみに、当流では薄茶が二匙半、濃茶が四匙半です。大分多いですね(笑)

 白製は初摘みの新芽に白い産毛が入ったものが多くこの白い産毛が入るお茶を白と呼んでいると言われます。小堀遠州は白製を極上としたとされています。
 青茶は、古田織部が好んだと言われ、芽立ちの頃に摘んだ茶葉を用いて使ったものだと言われ、青々とした抹茶ができあがったと言われます。

 個人的には、濃茶用とされるもので薄茶を点てた方が薄茶も美味しいと思っておりますが、山政小山園では、先陣の昔以上が濃茶、式部の昔以下が薄茶とされています(面白いのは式部の昔は「昔」なのに薄茶なんですね)。

 なかなか普段の御稽古では小倉山より上のお抹茶は高くて使いにくいのですが、宗靜先生とお話しして、いろいろなお茶を飲んでみないと解りませんから、試して行こうということになりました。

 今度の土曜日に師匠のところへ持参して、茶比べをしてみます♪
 先陣の昔、天王山、星雲と購入してみましたので、乞うご期待☆彡