チャンネルNECOで放映していた『秘密』を観ました。
何の気なしに広末涼子が出ていたので録画しただけだったんですが、とてもいい映画でした。
この映画は、父親から法事に呼ばれた妻・直子と娘・藻奈美がバスの転落事故に遭う。
娘・藻奈美は植物状態になり、妻・直子は亡くなったはずだった。
しかし、娘・藻奈美が目覚めるとそれは直子の魂が宿った藻奈実だった。
そして、奇妙な夫婦?父娘?の生活が始まった。
当然、夫婦なら出てくる夜の生活。
しかし、体は娘・藻奈美の体。顔をみるたびにめげる夫・平介。
以外にも妻・直子はその気(というか夫が抱える心の負担を慮っての言動ではないか?)。
気を取り直してトライするも、やはり、無理。
次第に、夫婦の間はギクシャクしていく。
二年後、医学部に合格した直子と平介のすれ違いから、擬似夫婦生活は破綻していく。
平介が精神的に追い詰められていることを知った直子は、「私がいなくならなきゃいけない」と考え始める。
平介は、夫としての気持ちと父親としての気持ちに揺れ、ある日、直子に向かって「藻奈美」と呼びかけた。
そして、とある朝、平介の前に藻奈美が戻ってきた――。
藻奈美と直子が入れ替わりながら平介と生活をし、最後の日、思い出の三崎の灯台でソフトクリームを食べ、直子は去った。
直子は「私を忘れないでね」と一言残して。
数年後、藻奈美が転落事故を起こした運転手の義理の息子・文也と結婚式を挙げた。
そして、平介は文也に「花嫁の父親がやるアレやらせろ」と文也に殴りかかることを申し出る。
「一発くらい我慢します」という文也に対し、平介は「二発だ」と、本気で殴りかかった。
ネタバレを嫌う人もいるので、詳らかには書かないが、とてもいい映画だった。
正直涙が出た。
妻・直子の深い愛情と、夫・平介の妻に対する愛情。
その二つが見事に表現されているラストだった。
正直、涙が出ました。
切ない、切な過ぎる。
夫と父親という立場で揺れ動く平介。
けれど、その深い愛情から「自由に生きる権利がある」と心の整理をつける。
その夫の気持ちを理解し、また、自分から解放するために消えることを決意する直子。
それもまた、夫への深い愛情からの行動だった。
だが――
「人がそんなに便利になれる訳、ない」
そんな台詞がラストシーンに相応しい映画でした。
愛する人に「愛している」といえる幸せ。
愛する人とともに暮らせる幸せ。
家族とともに居られる幸せ。
そういうものを、日常「当たり前」と感じてしまっているけれど、本当はそれが幸せなんだ。
そう噛み締めながら生きていかなきゃ……と感じさせる作品でした。
私は今、愛する妻と遠くはなれ、すでに二年。
他人には理解できない心のつながりがある――とはいえ、辛くない訳ではないです。
結婚生活が破綻していると言われようが、何を言われようが、私と妻は夫婦です。
逢いたい。。。。。いつもそう思います。
妻の病状が回復して、帰宅できたときには、この映画を思い出しながら暮らしたい。
気軽に声に出して「愛してる」といえる幸せを噛み締めながら、命ある限り暮らして生きたい。
そう思いました。
何の気なしに広末涼子が出ていたので録画しただけだったんですが、とてもいい映画でした。
この映画は、父親から法事に呼ばれた妻・直子と娘・藻奈美がバスの転落事故に遭う。
娘・藻奈美は植物状態になり、妻・直子は亡くなったはずだった。
しかし、娘・藻奈美が目覚めるとそれは直子の魂が宿った藻奈実だった。
そして、奇妙な夫婦?父娘?の生活が始まった。
当然、夫婦なら出てくる夜の生活。
しかし、体は娘・藻奈美の体。顔をみるたびにめげる夫・平介。
以外にも妻・直子はその気(というか夫が抱える心の負担を慮っての言動ではないか?)。
気を取り直してトライするも、やはり、無理。
次第に、夫婦の間はギクシャクしていく。
二年後、医学部に合格した直子と平介のすれ違いから、擬似夫婦生活は破綻していく。
平介が精神的に追い詰められていることを知った直子は、「私がいなくならなきゃいけない」と考え始める。
平介は、夫としての気持ちと父親としての気持ちに揺れ、ある日、直子に向かって「藻奈美」と呼びかけた。
そして、とある朝、平介の前に藻奈美が戻ってきた――。
藻奈美と直子が入れ替わりながら平介と生活をし、最後の日、思い出の三崎の灯台でソフトクリームを食べ、直子は去った。
直子は「私を忘れないでね」と一言残して。
数年後、藻奈美が転落事故を起こした運転手の義理の息子・文也と結婚式を挙げた。
そして、平介は文也に「花嫁の父親がやるアレやらせろ」と文也に殴りかかることを申し出る。
「一発くらい我慢します」という文也に対し、平介は「二発だ」と、本気で殴りかかった。
ネタバレを嫌う人もいるので、詳らかには書かないが、とてもいい映画だった。
正直涙が出た。
妻・直子の深い愛情と、夫・平介の妻に対する愛情。
その二つが見事に表現されているラストだった。
正直、涙が出ました。
切ない、切な過ぎる。
夫と父親という立場で揺れ動く平介。
けれど、その深い愛情から「自由に生きる権利がある」と心の整理をつける。
その夫の気持ちを理解し、また、自分から解放するために消えることを決意する直子。
それもまた、夫への深い愛情からの行動だった。
だが――
「人がそんなに便利になれる訳、ない」
そんな台詞がラストシーンに相応しい映画でした。
愛する人に「愛している」といえる幸せ。
愛する人とともに暮らせる幸せ。
家族とともに居られる幸せ。
そういうものを、日常「当たり前」と感じてしまっているけれど、本当はそれが幸せなんだ。
そう噛み締めながら生きていかなきゃ……と感じさせる作品でした。
私は今、愛する妻と遠くはなれ、すでに二年。
他人には理解できない心のつながりがある――とはいえ、辛くない訳ではないです。
結婚生活が破綻していると言われようが、何を言われようが、私と妻は夫婦です。
逢いたい。。。。。いつもそう思います。
妻の病状が回復して、帰宅できたときには、この映画を思い出しながら暮らしたい。
気軽に声に出して「愛してる」といえる幸せを噛み締めながら、命ある限り暮らして生きたい。
そう思いました。