イギリスの植民地へ行政官として赴任する若き青年の話。
 Sleeping Dictionaryとは「ベッドを共にする現地語の教師」である。
 彼女らは「奴隷ではない」し「相手を選ぶ権利」を持っている。

 つまり、彼女達が気に入らなければベッドを共にしなくていい。
 この期間は行政官が妻帯するまでの間であり、当時のイギリスの習慣では三年ぐらいだったようだ(つまり赴任してそれぐらいで結婚する)。←詳しくは解りませんけど。

 ただし、これは妻帯しているものでも利用でき、妻帯とは「結婚する」ことだけを意味せず「妻を現地に連れてくる」ことも意味していたようです(ここはちょっと調べた)。

 これは「現地の言葉を覚えるための一番の方法」だと考えられており、今でもそれは変わらない気がする。
 多くの海外赴任者が現地で恋人を作り、家族をやきもきさせるのは、ビクトリア朝時代から変わっていない…ということなのだろう(笑)

 これを「社会的な軌範から逸脱している」と捉えるか「現地での仕事を効率よくするため」と考えるかは別の話ではあるが、昔から海外へ進出している日本の多くの企業はこれを半ば公認していた節が見える。それは、国内にだけいる人たちから見れば過剰に思えるほどの手当ての額だ。

 日本人の多くが海外に出たがらないという(旅行は除く)特性を持っているため、金額で釣ったということもあるのだろうが、基本的に多くの企業が「海外手当てで遊んで暮らせるほどの金額を貰う」のが一般的なようだ。

 現地の職員の大体三倍から四倍というのが標準的で、これは中小企業の場合で、500人規模の大企業ともなると、十倍を下らないところもあり、天下の車業界の方々は、それはもう月にン十万どころじゃない海外手当てを貰うのだとか。

 羨ましい話だ(笑)
 多くの人が責任者(管理者)として赴任し、半ば公然と愛人を通訳としたりする様だ。
 または、個人的に秘書や個人タクシーを雇ったりしているらしい(会社で雇う場合もあるとか)。
 これらは「社員の安全」や「会社の体裁」という部分もあるのだろう。

 日本で考える以上に海外では「体裁を重視する」国が多く、日本はどちらかというとアメリカナイズされており合理的である。しかし、そこは日本ではない訳で、まずは相手の国のやり方をキチンと通した上でなければ、日本のやり方に合わせてもらえない。現地で働く人たちに納得してもらえなければ、仕事は上手く回らない訳だし。

 ちょっとした官能シーンのある映画だったけれど、いろいろ考えさせられるものがあった。
 私の中で非常にいい映画でした。

 女優さんも綺麗だったし♪