5月21日に消防設備士試験を受けてきました。

消防設備士試験はもう受験しないつもりでいたのですが、会社の事情で受験することにしました。(毎年、一つ以上の資格取得が目標になっているため)
甲種2類は消防設備士試験の中で最もマイナーな資格なので、ロクな参考書がないです。これは受験する前からわかっていました。少ない参考書や問題集の中で勉強するしかないです。これは他の受験者も条件は同じです。
良書と言われるような参考書や問題集がないと、普通に要点だけ抑えた勉強だけでは合格できません。自分の場合はどうしているかというと、参考書と問題集の内容を細かい所まで理解するしかないです。ぶっちゃけ、それしか合格する方法がわかりません。
何の問題が出題されるか、わからない以上、どれだけ知識を詰め込めるかが勝負になってきます。
この試験に合格する為にかなり前から準備して、多くの勉強時間を費やしました。市販されているテキストを2冊購入して、4回以上、読み返しました。テキストにある問題も最低、3回以上は解いています。webに載っている無料の問題も何回も解きました。
これ以上は、勉強のしようがないくらい勉強しました。これだけ勉強したんだから、大丈夫だろうと思っていました。
実際に試験を受けた感じは、簡単という印象でした。細かい所まで勉強したので、わかる問題ばかりでした。
只、チョット気になったのは実技試験の製図で、テキストには全く載っていなかった新しい問題が出題されていました。だけど、問題をよくよく読むと簡単なことがわかりました。計算式まで記載されているので、逆にテキストにあった問題よりも簡単でした。余りにも簡単すぎるので、引っ掛けじゃないかと疑い、何回も見直しましたが引っ掛け問題の要素は見つけられませんでした。
製図が気がかりではあったものの、99%合格しているものと確信していました。
合格発表の当日、いつもだったら受験番号を確認するときに、物凄いドキドキするのですが、今回は合格していると確信していたので、事務作業のように合格番号を確認しました。
webページで確認したのですが、合格者がかなり少なく感じました。自分の受験番号を確認して見つかりませんでした。合格していると確信しているので、この時に落ちていると認識していません。合格者の人数が少なかったので、違う所の合格発表を見てたんだなと思い、もう一度Webページから辿っていきました。また、同じページに辿り着いたので、また間違えたのかと思い、また辿りなおしました。だが、ここのWebページであっていました。さっきは合格番号がなかったのは見落としただけだから、もう一回探せばあると思いました。何回見ても自分の合格番号がありせん。ここで不合格だという事を認識しました。
頭の中が真っ白になり、現実を受け入れられない状態でした。たかが、消防設備士試験ですが、合格間違いなしと思っていたものが不合格だと物凄いショックです。消防設備士試験の不合格でここまでショックを受けるとは思いもよらなかった。
郵便受けに通知ハガキが届いていたので、それによって不合格が確定しました。

今回の不合格は全く納得できていません。難しくて不合格なら勉強不足だからもっと勉強しようという気になります。簡単すぎて不合格の場合は全くやる気が起きません。寧ろ、怒りすら湧いてきます。実際になんで不合格になったのか理由が全くわからないので、勉強のしようがありません。(消防設備士試験は問題が持ち帰れないため)
多分、簡単すぎた製図問題が不合格の原因だろう。あの問題が引っ掛け問題だったんだろうな。その引っ掛けに気づいた人は合格できたけど、気づけなかった人は殆どが不合格だろうな。今回の試験の合格者の数が少ないのを見ると、自分と同じように引っ掛かった人が多いんだろうな。
電験試験みたいに毎回、引っ掛け問題を含めてるならわかるけど、たまの試験に引っ掛け問題を含めるってチョットどうかなと感じる。国家試験なんだから毎回、公平な試験をしてもらいたい。受験者の人生をもてあそぶような出題はやめるべきである。
今まで5回、消防設備士試験を受けてきたが全て一発合格で落ちたことがなかった。それが、今回初めて消防設備士試験に落ちてしまった。(初の黒星である。)
会社にはこんな試験に落ちたなんて恥ずかしくてとても報告できないが、試験日は出勤扱いになっているので報告せざる得ない。
消防設備士レベルの試験に落ちたとなれば評価は下がるだろうが仕方ない。(どんな事を言ってもいい訳にしかならない)
折角勉強したので、消防設備士甲種2類は取得します。次回は普通の問題がでるように祈りたいです。
