投資によって資産の殆どを失った私が、投資のダークな部分を投稿していきます。ぶっちゃけ、投資はド下手糞ですが、投資経験だけは無駄に長いですから。
証券会社とは国民からお金を騙し取ってもいいですよと云う、国から特権を与えられた者たちである。昔の投資信託のように余りボッタくり過ぎて、多くの国民にバレると国からの規制がかかるが、情弱を騙す分には何のお咎めもない。
証券会社の究極目的は、国民にボッタくり商品を売りつけて荒稼ぎすることにある。証券会社で働くには自分の収入さえ上がれば、他人が自殺しようが関係ないという無慈悲な心が必要である。まともな人間は証券会社で働くのは無理である。(特に〇村証券は守銭奴の塊)
投資信託詐欺で儲けられなくなった証券会社が次に目をつけたのが、減価する商品である。これがかなり巧妙で、それなりに投資経験を持ったものでもわからない。理由は手数料など明確な金額の記載がないからである。言わば、法律の抜け穴を利用した、新たな詐欺商品である。
減価する商品の大代表例と言っていいのが、自分も去年購入した原油ETFである。これはジェットコースター並みの速さで減価していく恐ろしい商品である。そんな恐ろしい商品が普通のETFと同じように簡単に売買できてしまう。
減価する大きな理由は保管コストがかかるためである。原油は掘ってからすぐに使われる訳ではないので、原油タンクに貯蔵する必要がある。その時に輸送費や保管コストなどの費用がかかり、その費用を差し引かれて価値が下がっていく。これは原油に限らず、コモディティETF全般に言えることである。コモディティETFは基本的に減価していくものだと考えてよい。
原油ETFの減価の仕組みを利用した証券会社の巧妙な手口が隠れている。原油の保管コストに便乗して、証券会社が手数料を多く上乗せしてきているのである。それによって、保管コスト以上に減価していくのである。この手数料は開示義務がないため、保管コストに含めてしまえば全くわからない。しかも、減価するのがわかっていて、いずれ無価値になる商品なので、空売りはできないようになっている。しかも、即死条項があり、証券会社にメチャクチャ有利な契約になっている。
この商品は最初から大半の投資家が大損して、証券会社が大儲けできる仕組みになっている商品である。そんな事を知らない投資家は、痛い思いをしてから気づくのである。
基本的にコモディティの投資信託は減価するのは前述したとおりだが、ゴールドの投資信託も減価していく。ゴールドは原油に比べて保管コストがかからないので、減価のスピードは緩やかだが減価することに変わりない。コモディティは株券と違い配当金を生まないので、持っているだけでは資産は増えない。しかも、保管コストがかかるので、保有し続けることで資産は減っていくことになる。
只、ゴールドの投資信託の減価が緩やかなのと、ゴールドの相場が上昇しているため減価していることに全く気付いていないだけである。
そして、ここにも巧妙な証券会社の手口が隠れている。投資信託には信託報酬という手数料を支払うのだが、これは昔に比べかなり低くなっている。だが、手数料はこれだけではない。目論見書を見てもらえばわかるのだが、ゴールドの投資信託の投資先は自分たちの証券会社が運営しているゴールドのETFなのである。よって、ETFの信託報酬も間接的に払っているのである。トータルすればゴールドの投資信託は1%くらいの手数料を払っていることになる。(ゴールドの価格が変わらなければ、毎年1%ずつ目減りしていくのである)
この事に気づいていない投資家は多い。投資信託の信託報酬だけを見て、この程度ならいいやと思ってしまうのである。ゴールドの投資信託を買うなら、ゴールドのETFを買った方が手数料的に有利である。
ゴールドなどの貴金属を長期保有で購入する場合は現物購入をお勧めする。現物だと購入手数料は高いが目減りしていくことはない。
そんな長期保有に適さないゴールドの投資信託がイデコの対象商品に入っているから驚きである。イデコとは長期保有を目的としているのに、長期保有に適さない商品を含めたらダメでしょ。(ゴールドの価値が上昇していく前提で対象商品に選んだのかな)
ゴールドの投資信託のETF投資に似ているのですが、 ファンドオブファンズという投資信託があります。名前だけ聞くと、選ばれた優秀なファンドみたいに聞こえますが、これも信託報酬を二重に払わなければならない商品です。要は投資信託の投資先が別の投資信託ということです。それにより、信託報酬を二重に払うことになります。ほぼ確実に損する投資信託なので絶対に買ってはいけません。
20年くらい前のボッタくり投資信託が溢れ返っていた頃は、ファンドオブファンズの投資信託もかなりありましたが、最近は余り見なくなりました。だけど、全くなくなった訳ではないと思うので、投資信託を購入するときは注意してください。ファンドオブファンズは情弱を騙して、証券会社が儲かる詐欺商品ですから。
後、これも購入して気づいたのですが、CFDのETFも減価しています。株価指数のETFは保管コストなどがないので、減価することはありません。だけど、CFDのETFだけは相当な割合で減価しています。減価している理由は手数料を大きく乗せているからでしょう。CFDは証券会社内のシステムなので、手数料をいくら乗せようと問題になりません。減価という客にわからないように手数料を掠め取るやり方は腹が立ちます。(購入手数料として取ったら、商品が売れなくなるからでしょう)
株価指数のチャートとCFDのチャートを見比べれば減価していることはわかったのですが、株価指数のETFで減価させてくるとは考えもしなかったです。証券会社の狡賢さを甘く見てました。
全ての投資商品がダメという訳ではなく、優良な投資商品も沢山あります。(そんな商品は証券会社で勧めては来ませんけど)
証券会社は様々なトラップを仕掛けて、客から資産を掠め取ろうと必死ですから、こちらとしても資産を取られないように知識を付けるしかないです。情弱のままだと証券会社のカモになって終わりです。
証券会社と接するときは性悪説に基づき、疑ってかかった方がいいでしょう。