イオン化エネルギー・電子親和力・イオン化傾向

イオン化エネルギー:
気体の原子から電子を1個とって1価の陽イオンにするのに必要なエネルギー
(希ガス【18族】が一番高い。基本的に周期表の右上が高く、左下が小さい)

電子親和力:
気体の原子が電子を1個得て陰イオンになるときに放出されるエネルギー
(ハロゲン【17族】が一番高い。イオン化エネルギーと同じように基本的に周期表の右上が高く、左下が小さい。希ガス【18族】は電子を放出しないので除く)

イオン化傾向:
金属が水溶液中で陽イオンになろうとする性質
(アルカリ金属【1族】が一番高い。基本的に周期表の左上が高く、右下が小さい)

酸と塩基の定義

アレニウスの定義:
酸:水溶液中で電離して水素イオンH+を出す物質
塩基:水溶液中で電離して水酸化物イオンOHーを出す物質

ブレンステッド・ローリーの定義:
酸:水素イオンH+を相手に与える物質
塩基:水素イオンH+を相手から受け取る物質
※アレニウスの定義は水溶液でないと定義できないが、ブレンステッド・ローリーの定義は水溶液以外(個体・気体)でも定義できる。(だったらアレニウスの定義は要らんだろって思った)

酸化と還元の定義

酸素の授受による定義:
酸化された:酸素Oを受け取った
還元された:酸素Oを失った

水素の授受による定義:
酸化された:水素Hを失った
還元された:水素Hを受け取った

電子の授受による定義:
酸化された:電子e-を失った
還元された:電子e-を受け取った

酸化数と酸化還元の定義:
酸化された:酸化数増加
還元された:酸化数減少