親父へ | DJ Toshi⭐ ~ 琥珀色の独り言 ~

DJ Toshi⭐ ~ 琥珀色の独り言 ~

4歳から息子を育ててるシングルファーザーです。
生活の中で起こる楽しみ、困りごと、政治、経済、理不尽な世の中へたまに真剣に語ります。
長いので時間があるときにゆるーく楽しんでください♪

 

 

 

親父、お久しぶりです。


元気にしてますか?

 


天国で元気というのも何ですが…

相変わらずニコニコの笑顔だと思ってます。

 

お盆も過ぎたことだし

久しぶりに親父と話がしたいと思って書いてます。

 

 

やまとは12歳の誕生日を迎えました。

 

見たことないから知らないと思うけど、

パパが大好きで優しくて頑張り屋で

俺の子どもの頃よりは賢い子です(笑)

 


親父の墓参り、

しばらく行けてなくてごめん。

 

親父は昔から

『人は死んだら無だ。

墓も仏壇も生きてる者のためにあるだけだ。』

 

そう言ってたけど

俺もそう思う。

 


親父がいなくなってから

結婚し子どもができて妻が亡くなり、

今年は港の叔母さんが亡くなった。

 

葬儀は叔父さん叔母さんとの縁が深い

お寺の御師様にお願いしたよ。

 

本人と生きてる者の気持ちのためにね。

 

 

親父の兄貴、叔父さんは入院してるよ。

叔母さんの入院と同時に

施設に入ってもらったんだけど、

糖尿病の後遺症であちこち悪くなってます。

 


叔父さんは子どもがいないし、

兄弟である二人の叔母さんたちも歳だから

すべてのことを甥の俺がやってます。

 

毎週病院に顔を見に行ってるけど、

正直、来年を迎えるのが難しいかも知れません。

 

痴呆なはずなのに

俺のことも親父のことも

全部覚えてます。

 

憶えてないのは出来事だけ。


この春亡くなった叔母さん、

自分の奥さんの葬儀を覚えてないんです。


泣いてたくせに…

 

でも辛いことは忘れてもいいよね。

 

 


俺は親父が生きてた頃、

親父だから話せることはたくさんありました。

 

言わなかったけど

親父を尊敬してました。

 

立派な仕事じゃなくても

寡黙に体力仕事をして、

 

毎日18時には必ず帰宅して

俺たちの晩飯を作ってくれてたあの背中は

今でも覚えています。

 

聞いたことには何でも答えてくれて

博学、雑学に強い人だなって思ってた。

 


憶えてますか?

 

『サザンの桑田は面白い歌詞を書く人だなぁ』

そう俺と話したこと。

 

言葉に強い親父だから

驚きはしなかったけど、

 

サザンの歌詞にアンテナが反応するなんて。

ホント、頭の柔らかい人です。

 

 

反面、親父と子どもの頃に

遊んだことはなかったね。

 

遊園地にも買い物にも

一切連れて行ってもらってない。

 

今思えば子どもと接することが

苦手な人だったんだなって思うよ(笑)

 


仕事と家庭を支えることに

全集中してた人生だったんだって

大人になって理解しました。

 

逆に親父自身

まったく遊んでないんだよね。

飲みに出かけた記憶は全くないもんね。

 

飲むなら家で晩酌。

時間があるときは本を読み、

たまに音楽を聴く。

 

 

俺があほなことをやらかしても

稀に叱られる程度で

いつも温厚で物静か。

 

本気で怒らせるのはオフクロぐらいな(笑)

 

俺にとっては

大げさでなく仏様のようだったよ。

 

 


親父がいつも気にしてた世の中のこと。

 

今はさらに地獄になってきました。

 


まさに今日は

原発汚染水を海洋放出するっていう、

 

初耳な人にとっては

信じられないことをする日。

 


核燃料を直接冷やした水を

機械でろ過して安全だと政府は言います。

 

これまでどれだけの嘘があったか、

親父なら身に染みてわかると思います。

 

子どもにしては珍しく

魚料理が大好きなやまとに

食べさせていいものか…


現実的にみて

危険なのは間違いないです。



今や人体に影響を及ぼすことまで

政治主導で行われる世の中。

 

日本でミサイル作るんだって。

それを外国に売ってGDP上げるんだって。

 

狂ったように税金をとって

今や個人所得の半分以上が税金なんです。

 

 

嘘みたいだろ?

 

本当なんです。

 

 

もっと驚くことに、

 

ここまでされてても

まだ政府を支持する国民がいるんです。

 

俺も憂いてるし声を上げてるけど、

 

もしかすると

もう間に合わないかも知れません…

 


10年先、いや、

5年先の未来が想像できません。

 

子どもたちには未来がある。

 

そう胸を張って言えない世の中です。

 

 


こんなときに

親父の話を聞きたかった。

 

親父なら何て言うか

親父ならどう行動するか

 

想像しながら今までやってきました。

 

 

シングルファーザーで独り者。

別に誇れる仕事をしてるわけでもなし。

 

それでもあのときの親父の背中を

今でも思い出して同じ気持ちでいる。

 


せめて家族だけは大切にしたい。

日常の暮らしだけは守りたい。

 

人さまからどう見られようと

それ以外はオマケです。

 


親父のように

淡々と、粛々と


小さな幸せを守りたいと思ってます。

 

 





会話じゃなく一方的な話で寂しいけど、


少しだけ親父に言いたかったこと話せたかな。

 


死んだら無だと親父に言われたけど、

いつも少し上の方で見てるって思ってます。

 

貴葉と文子さんを宜しくお願いします。

 

また近いうちに墓参り行きます。

 

 

 

あ、それと

 

『親父』って言い方、

 

格好つけました(笑)

 


 

お父さん、またね。