目の前の1歩も進めないのに神秘的なことが 神秘性を帯びないために 見逃してきたのかしら 私の手のひらに 何も落ちてこないから ひらひらと 私は作家になるという 予感がまだ 橋もかかっていない 増水した渦巻く濁流を 泳いで対岸に行くの? 描く理想は 虹の橋の向こう たどり着くと思う? でも ただ エッセイストになりたいと 言う人を見て 「いいえ、私は作家になるの」 と心が叫んだ