電車の窓枠を十字架とみる
葬りたいのは自分ではなく
怯える心
いや肉体の記憶だろうか
軽蔑の視線
(どうしてそんなことをするの)
嘲笑の色
(なんでそんなこともわからないの)
誰も何も言ってないのに
どうしたらいいのかわからないこと
人には許しているのに
自分は許せない
例えば断ることができないのは
断られた時、自分なら傷つくから
でも失敗を究極に恥じ入るのは
人の失敗を許せないからではない
ならどうして
こんなに心臓がちぎれるくらい
絞られている心地がするのだろう
わからなくて
クリアにしたくて
同じ状況に身を置いている
仕事が嫌いなんじゃない
助けてもらえないわけじゃない
ただもう
正しい判断ができない自分が
恥ずかしくてたまらない

