「文学少女は口で伝えるのがうまくない」 例えば 「氷山の一角」と 彼女が言い放ったとして そこには 氷山の下は実は空洞になっていて 雲や鳥までいて 氷でできた陸には 植物も生えている 空を見上げると まるで水族館のトンネル水槽のように 氷の向こう側に 魚が泳いでいるのが見える という世界が広がっていることが 誰にわかるでしょうか だけどそんな世界を 彼女は生きているのです