旅 | みっちゃんどこへ行く

みっちゃんどこへ行く

森が護ってくれている
風から雨から光から。
森林限界超えたなら
地球の頬に触れられる。

ある村に生まれたのです。父が住人だったから。

領主様に皆さん自主的に従っていました。

私の名前も領主様につけてもらって、呪がかかったのです。

それはもちろん守り神であり、どこにいようと共にありました。


人生は旅です。私は村を出て歩いています。

たまに村に帰って領主様にありがとうと言います。


友達の生まれた村に行ってみたり

大きな壁に囲まれた村を遠くから眺めたり。

いつも人を侍らせながら誰をも受け入れる

移動する村もあります。


知人の住むある村に安住を夢見たわけではありません。

何らかの庇護がほしかったのです。

領主様はもちろん人々のためを思い活動する現代的な人でした。

けれども空気と水が合わないといいましょうか

ふるまわれる料理が私の好みではなかったのです。


いまその村を離れました。

その村で着ていた服は脱ぎました。

私は何者かまたわからなくなりました。


それでもこのたくさんの村のある世界が

ひとつの大きな村のようなものだと思って

歩いています。


私はいつだって

新鮮でおいしいものを食べられる。

そう信じて旅をするのです。