2015.12.26 橘子娯楽インタビュー和訳①
http://ameblo.jp/darkandshine/entry-12118675592.html
この日、全てのメディアが質問をした「冯小刚と共演してみてどうでしたか」という
質問に対し、吴亦凡は「けっこうな期間、僕は冯小刚さんの目をまっすぐに
見ることができませんでした。でも映画の中では、なんとかそうしようとしました。
若かった頃に僕が携えていた夢はコービー・ブライアント(NBA選手)のように
なることでしたが、その後17歳以降はかっこいい男(中国語:花美男)になること
でした。でも、自分の傍に残っている夢は映画界で冯小刚さんのような先輩に
なることです。なぜなら俳優になることを望んでいるからです」

多くのメディアがつめかけたため、インタビュー用の部屋として使われていた
冯小刚のスタジオは、通常では生じない暑さと乾燥にみまわれていた。
休憩の間、メイク担当者の主な仕事はクリスの目に目薬をさすことだった。
彼の近くには少し丸っこい体の男性が付いていて、コップに入った水を絶え間なく
吴亦凡に渡しており、背中の大きなバックパックを降ろすことはなかった。
起こりそうなことや、突然起こってしまいそうなことを確認していた。そしてとても
注意深かった。
実際の生活では、吴亦凡はいつも人々の注目の中心にいるわけではない。
その間、彼は一度だけお願いをしていた。それは、休憩室で照明も動画撮影も
必要の無い、文字だけのインタビューをすることだ。
その方がくつろいで答えることができるからだ。しかしながら、スタッフは
スタジオでのインタビューを勧めていた、なぜならばより注目を浴びるからだ。
吴亦凡はそれを受け入れたし、そういった状況であっても彼はとてもにこやかに
笑っていた。それがこの日最後のインタビューだった。
夜7:35インタビューが終わった。彼は車に乗り込んで映画館に向かった。
車内でたった一度だけ動いたのはダウンジャケットのフードをかぶったときだけで、
そのまま会場まで眠っていた。
映画館では、司会者が観客に吴亦凡にどんな役に挑戦してほしいのか
聞いていた。観客は声を合わせて、サイコ(中国語:变态)と答えた。私たちが
確認できたのは、その瞬間、彼がこの日一番の幸せそうな笑顔を見せたことだ。
仕事をしていたということだ。その夜、彼は1つの映画館につき15分間滞在し、
6つの映画館を回った。
一日を通して、仕事をしていないときがあると、吴亦凡は寝ようとしていた。
そんなにスマホをいじることはなく、周囲の人と会話を始めることもほとんど
無かったし、何かお願いをすることも無かった。休憩中、少しゆったりして、
目を休めるために閉じていた。そんな彼を邪魔しようなんてことは絶対にできない。
おそらく彼はかなり疲れている。
メディアやファンと向き合っているとき、彼はたいていシャイで謙虚で、口数が
少なくなっていた。驚いたことに、最初から最後まで、一度もあくびをしなかった。
この日、カメラに映っていないときの彼は賢明な男であり、カメラの前では大きな男の子だった。
吴亦凡の1日密着取材の間、私たちは彼に急に質問をして、答えを急かすことは
無かった。しかし、取材が終わるとき、突然聞きたいことが浮かび上がった。
「アイドルとして、実際のところ何を感じていますか」
アイドルとしては受動的であることを避けられない。なぜならば、常に他人の目が
あり、自分の声がさえぎられてしまうからだ。
しかし吴亦凡は何かを変えようとしていた。私たちは彼の中の葛藤を完璧に
想像することができる。最高の幸せ、もがき、疲労そして妥協。彼が生まれつきの
才能と素晴らしい外見をもっていたとしても、彼は本当の自分であるために、
他人からの期待とファンのファンタジーを脇によけておく。それは見ているより
とても難しいことだ。休み無く働く日々、昼と夜とが逆になることによる疲労、
彼が搾り出すようにして続けているハードワークは尋常なレベルではない。
これは、彼にとって再生であることに疑いの余地は無い。誰の人生においても、
おそらく彼のような大変な時をくぐり抜けて来ただろう。
あなたが必要だと思うもののためには、後悔を残さないために最大限の力を
注ぐべきだ。
「他人の家の芝は青い」。毎年、エンターテイメント業界にいる人たちは吴亦凡が
成し遂げた奇跡を真似しようとするだろう。そういった大量生産の「小鮮肉」は
その人生をファンと所属事務所に捧げる。そして彼らの顔は年々老けていく。
吴亦凡は疑うことなく幸運だ。
少なくとも彼は自分の運命をその手にしっかりと握ってコントロールしている。
翻訳 DARK and SHINE



