ここまで話題が大きくなるとは、当事者も思わなかったかもしれない。
私はリアルタイムに映像を見ているわけでは無いので、
きわめて中立な立場で意見をしようと思うんだが、
この問題の本質的な問題は1点だけの様に思える。
それは、はじめ球審が「ファウル」とした判定を覆した事、
ここである。
「ファウル」というジャッジに対して文句をつけたのが巨人側。
巨人側からの抗議を受けて、また打者が痛がるそぶりを
やめなかった事を受けて、判定を覆したわけだが、
要するに審判の判定が絶対というのであれば、
最初の「ファウル」の判定が適用されていれば良かったものを、
抗議と演技でそれを覆した事から問題が大きくなったのである。
それをアンチファンが最も多い巨人がやった事で、
問題はさらに大きくなったとみれば良いだろう。
私は最近めっきり野球を見なくなった。
テレビでの放映も減ったし、野球をやっている時間に家に帰っている
事がほとんどなかった事がその理由なんだろう。
ただファンもアンチファンも最も多いと思われる巨人の凋落ぶり、
そこには野球界全体に対しての危機を感じる部分がある。
WBCへの参加も決まったし、日本シリーズの視聴率が悪いわけでも
無いし、球場に足を運ぶファンも多いのではあるが、
日本プロ野球界の象徴として名を馳せた、かつての巨人軍からは、
今では想像も出来ない「えげつない部分」が目立つようになった。
そもそも何故今だに指揮官である原は、
ユニフォームを脱がないのか?
監督として優秀である事は分かるが、一方暴力団関係者に金銭を
渡していた、それも一億という巨額を渡していた事は事実である。
本人自身が認めているのだからね。
そんな人間は、まともな球団であれば永久追放に処すのが普通で
あって、関わりを持たない様な姿勢を見せる事が、球界全体という
意味では、大事であったはずだ。
それが公然と「過去の話だから」という理由で、人事は据え置きだし、
何も無かったかのように本人も振舞い続けている。
いつからプロ野球はそこまで「ダーティー」になったのか?
過去のそういった部分は「明るみに出なかっただけ」なのか?
何か大相撲の八百長問題からの凋落と、同質な気がする。
そして日本シリーズの判定において、
最初の判定を覆しての巨人優位な判定、さらにはその判定そのものが
明らかに正当性を欠いてしまったという事実は、すごく重い事だ。
最初の判定が「ファウル」ではなくて「危険球」であれば、
当たっていなかったとしてもそう見えてしまったのだから仕方が無い、
という様な誤審の質になると思うんだが、
今回の誤審は、そういった類のものと性質が違う。
最初の判定が「ファウル」で、巨人軍側の抗議が受け入れられて
「危険球」になったものであって、抗議で判定が覆るのであれば、
その過程でビデオチェックでの確認等が必要なはずだ。
ビデオチェックをすれば、当たっていなかったことが明らかで、
バットの方に当たったので判定は最初のものが正しく
「ファウル」であったのだろうと考えれば、それにもかかわらず
「覆した方の判定」を強引にそのまま採用したのはやはり不可解である。
これではファンは、
「あの球審は巨人軍からお金をもらっているのに、違いない」
という様に思うだろう。
実際にそうであるのかは別にして、
その様に思われても仕方が無いジャッジだったという事だ。
今回の様な微妙なケースの場合、誤っている判定が採用されて
しまう事は起こることではあるのだが、一方で、
実際には自分が持つバットが当たって痛がった加藤という選手の行動
と、巨人軍の行動が別のチームだったりしたとしても、
同じように判定が覆ったのだろうか?と考えると、
ちょっと他のチームであの様な行動をする様なチームは無いし、
判定も覆らなかったんじゃないかなと思う部分がある。
そうやって日本一になったとしても、その価値は減算してしまうから、
スポーツマンシップにはまともでクリーンに戦えば良かったものを、
結局巨人というのはそういう球団なのかというレッテルが、
今回の件で貼られてしまう事は間違いが無いだろう。
特に私を含め、アンチファンにとっては、そうなるだろうね。
勝つことが義務付けられている様なチームなので難しいのは
承知するが、勝つことが義務付けられているからといって
「何をやっても許される」わけではないのに、
暴力団関係者にカネを渡した指揮官は指揮を続け、
ドラフトでも親族関係だからと幅を利かせ、
他のチームの4番やエースに良いのが居れば、
それをお金で全部引っぱって、
そうやって今勝ち続けているのを見てしまうと、
やっぱり最も応援のし甲斐が無いのが、
今の巨人軍なんだろうなと思える。
巨人軍が良くも悪くもプロ野球界の象徴である事は間違いないが、
その巨人軍がやっている様々な問題点、それも解決しない問題点が
多くある現状は、やっぱり野球会が凋落していく第一歩の様にも
思え、他のチームが問題提起をしなくちゃいけないんじゃないか
とも思えるのではあるが………やっぱりあの人が死なないとダメかもね。
プロ野球界、自らで自らの魅力を減産する事を続ければ、
やはり大谷の様に若い上質の素質は、最初から海外という事に
なるだろう。
そういった流れを防ぎたいと思うのであれば、
そこでプレイをしたいと思える様な環境を示さなければダメであり、
今回のこうした「レベルを自らで低くする事」については、
極力排除していかないと、ダメなんじゃないかねぇ…。