ヴァイオリン弾き 丹沢某の日々旬菜 -2ページ目

ヴァイオリン弾き 丹沢某の日々旬菜

しがないヴァイオリン弾きの美味しい話、ハッピーな話、オモシロ音楽ネタと自身の公演情報のブログです。

秋の長雨ってな雰囲気ですが、いかがお過ごしでしょうか?

以前告知させて頂いた10/20の横浜市内「サンハート二俣川」で開催される公演について、時間の変更が生じておりますのでこの場を借りてお伝え致します。


16:00開演→15:30開演(15:00開場)

19:00開演→18:30開演(18:00開場)



折角ですので、古典からロマン派の各時代の奏法(表現法)のみでなく、使う楽器も以下(当日プログラムデータより転載)の様に決定しておりますので、どうぞご来場の際はお楽しみ下さい。


 

使用楽器

ピアノ Pleyel プレイエル社1840年パリ製作。ナトリピアノ社所有。80鍵。ピッチ430Hz.

ピアノは1700年頃、クリトーフォリによって発明されました。モーツァルトの幼少期はチェンバロとピアノの両方を使っていました。当時は5オクターヴの音域でしたが、次第に大きくなり、音量も出てきました。本日使用のプレイエルはエラールと並び称される名器で、ショパンが好んで使っていました。

弦楽器  Mozartの曲:Baroque style Violin/鈴木公志2014横浜製作

Hummel の曲:Classical style Viola/川幡宏1994、横浜製作

Schubert の曲:Romantic Style Violin/Paul Blanchrd 1912リヨン製作

弦楽器は当時の楽器をもとに製作された楽器と弓のコピー、弦は生ガット弦を使用しています。


当ブログの柱となるお晩菜を。


私が学生時代、沖縄水産という学校が甲子園で活躍した際に、ゴーヤパワー!!!なんて云われて一躍有名になった夏野菜。


今でこそ夏野菜の定番ですが、子供達にしてみれば食卓の宿敵‼︎なんて感じでしょうか?


我が家の夏野菜、食卓占有率TOP3は


1ツルムラサキ(おひたしOnly)

2ゴーヤ(色々)

3キューリ(色々)


そこで、ゴーヤの超簡単レシピです。


①ゴーヤ2本〜5本程を洗って、タネ抜いて、3ミリ厚のスライスをしたら30分水にさらす。


②大きめのタッパーに軽く絞ったゴーヤを、多めの天然塩と刻み昆布(市販の塩昆布もOK)でシェイクする。


以上になりますが、好みで同量のナスを加えたり、大葉を大量投下したり。

数時間後には無限ゴーヤの完成です。



一回作ると一週間程の常備菜になります。

子供の偏食防止に、晩酌の充てに、おためしあれ。

肌寒いお盆が明けて、ようやく夏らしさを取り戻しました。

自身としては初めてとなるワークショップ(10/30、31)を先日ホームページで告知致しましたが、公開10日ほどで定員の半数程が埋まっております。


さて本日はちょうど二ヶ月後に迫った公演のお知らせ。


個人的に自主企画等でチャレンジする機会の少ないウイーン古典派に焦点を絞った室内楽のアカデミックなコンサートです。


とはいえ、かれこれ20年近くライフワークとしてモーツァルのソナタ(厳密にはオブリガートヴァイオリン付きピアノソナタ)を片っ端から弾き続けております。

なにかモーツァルの音楽には皮肉がない、気難しい側面も無い、肩が凝らない、音符にテライが無い。等々好きな側面です。フンメルも然り。




滅多に取り上げられないモーツァルトのK.379やフンメルのピアノ・ファンタジー「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」、そしてモーツァルト宅で2年程修行をしたフンメルの核心的名曲「ヴィオラソナタ」いずれもウイーンの気質が色濃く、明朗快活です。

プログラムのトリを飾るのは言わずと知れた名曲、シューベルト独特の情感が際立つ『デュオソナタ』。


そして公演の趣旨として、現代のスタンダードな楽器の響きではなく、当時の作曲家が身近にしていた楽器を用いてお届けすべく、ピアノも弦楽器も奏法も可能な限りオリジナルに近いスタイルで準備しております。

なにせ19世紀のフォルテピアノをホールに持ち込むので、こじんまりとしたサンハートの音楽ホールがどんな響きになるのか‼︎ドキドキワクワクです。

勿論私が担当するヴァイオリン、ヴィオラ、全ての曲で仕様の異なる剥き出しの生ガットの暖かい響きをお届けします。


お問い合わせは私のホームページからお気軽にお願い致します。

ルネッサンスの終わり16世紀半ばに誕生した(と云われている)ヴァイオリンが、明確に音楽史に名を刻み始めた最初期のミラノ楽派のヴァイオリンの作品です。5声のパレストリーナ作曲のマドリガーレにディミニューション(分割装飾)が与えられたFrancesco Rognioniの「私はこんなにも傷ついて」。


前回のブログでは、ウッカリ政治機構の脆弱性を憂い愚痴を溢してしまいました。書いて数日頭を冷やしました。結局、何を云いたかったのか手短に整理すると以下の一点のみかと。

危機管理は直面する前に始まっており、有事には為る様にしかならず。ただ愚痴を言い批判するばかりでは、より悪化するばかり。政治も国体も国民が醸成する、ゆえに教育や憲法といった根本から再構築しないと日本に確固たる未来が描けない。


さて、新しい生活様式、ポストコロナ、そんなフレーズが云われて久しいのですが、時代が転換を求めているモノと、代え難い価値観が存在していると思います。


コロナ禍で分かった事が山ほどあります。
例えばホニャララ警察はいつでも何処でも必ず存在する「正義振りかざし癖」のあるストレスフルな人種。
とか、「娯楽は不要不急?」と言う価値観とか。

娯楽(憲法に定められる表現の自由の元の)は国民の心の健康を担保しており、正常な身体には健康な心が不可欠。

年間公演活動の殆どを失い一年以上時間が余ると、そんな事をあらためて問い正す好い機会にもなります。そして、少しずつ失った時間を再構築してゆきます。


2013年から「古楽復興」的な古楽ではなく、リアルなバロック音楽を広めたい一心で不定期且つ旺盛に杉本周介氏と続けてきた企画、眼鏡親父3人に今回は売れっ子チェリスト島根くん&ソプラノ原さんが加わりお贈り致します。

チラシのイラストもさる事ながら、公演内容も300年前の往時の巨匠たちを凌ぐ熱量でお伝えする事になりますので、宜しかったらお運びください。





久しぶりの投稿になります。

アメブロさんの入力方法が色々増えており、遊んでしまう。


春から初夏にかけては、旬菜イヴェントが目白押し。

今年は特に雨が少なかった事も幸いし、ワラビ取りに勤しんでおりました。


例年より早い桜の開花を見つつ、気温の上昇を日々感じ、清川村周辺の山林で頂戴して来ました。


🔻我が家で一番大きな鍋(もつ煮専用)ですが、アク抜きに重宝。



今年発見した西丹沢の林道沿いの群生地

新しく学んだことは、反日陰の雑木林のワラビが一番美味しい。下の写真のワラビは硬くてチョット頂けませんでした。



毎度、前置きが長くて反省、、もしていませんが。

如実にファクトに基づかない国内のコロナ対策&コロナ報道も、はや2年目。
すでに米国(ニューヨーク州)では深夜24時まで飲食営業が解禁する中、かたや日本(神奈川)は20時を過ぎるとコンビニ、スーパー、パチンコ、牛丼お持ち帰り以外全て閉店消灯。半分ゴーストタウンの有り様。
効果の全く見えない(公的データで有効性を示されない)緊急事態宣言や蔓延防止。抜本の改善がされない医療体制、20年明けの春節以来閉じることのない空港。

結果フラストレーションの行き場はオリンピック中止の世論誘導や、著名人、政治家の揚げ足取り的低級ゴシップばかり。

コロナ(武漢ウイルスと云えなくなっている)は地球規模の超迷惑事に過ぎませんが、台湾の様に諜報、防疫を毅然と行えた智者と、情けなや日本の様な危機管理、対応ズルズル、国民の反応もなあなあ、そして延々に日和見の愚者。

国の体勢、政治は、国民のレヴェルをそのまま表している様が、また強く顕在化したと思います。

偏り過ぎた事象は米国選挙の様に寄り戻しの反復をするか、バブル崩壊、ソ連崩壊の様な最悪破綻を招くか。当然、時流を観ればこの夏が節目、境目でしょう。

私個人のコロナに纏わる記録も若干。

芸事一本で生計を立てる様になり、昨年でちょうど10年。さぁ!!!ってところでコロナパニックの襲来。
ざっくりステージ数は1/20以下、音楽(その空間も含めて)を改めて見直す空走期間となり、その反面、教える事の崇高さを再確認。

もう充電期間はタップリ得ました。
次のブログは本番告知をさせて頂きます。









ある冬の富士山。手前の宝永山がクッキリ。

1707年(宝永4年)今から315年前に噴火して誕生したのが宝永山ですが、愛鷹山から観るとコレ↓


山というよりは火口の淵の盛り上がりを指している事がよく分かります。

私の畑(音楽史)からすれば、1707年はバッハ、ヘンデルが32歳、イングランドが合同法によりスコットランドを併合。
それにより大陸の作曲家がロンドンはもとよりスコットランドまで活動範囲を拡げて行きます。

面白いのはいつの時代でも、手短な異国の情緒が音楽として流行する歴史の繰り返し。

バロック後期の作曲家も然り、ヴェラチーニ達がスコッツ風の楽曲を出版している。
そして150年後のロマン派のドヴォルザークのスラブ舞曲集、ブラームスのハンガリー舞曲集、リストのハンガリーラプソディなど、ちょっとした未知への遭遇はいつでも魅惑的なのでしょう。

如何に音楽愛好家達の機微を察して、売れる曲を出版するか、いつでもおんなじ人間の欲得がこれらの名曲を育んで来た背景と観てとれます。

さて、宝永噴火から脱線し過ぎました。

昨年秋に自宅から徒歩のみで出掛けられる市内のお浅間さんに出掛けて参りました。

その名も海老名は今泉郷に在る「浅間大神」

厳つい名のお浅間さんですが、実際に足を運んでみると田園と住宅街の近郷に佇む森の鎮守の社そのもの。


自宅から1時間以上歩き、広大な田んぼの果てに目指すお浅間さんが在るはずですが。

見えてきたのは、近年の日本酒ブームで一躍脚光を浴びたトンボのロゴでお馴染み「泉橋酒造」。


恐らくこの裏が目的である浅間大神かな?


発見!田園風景から突然現代の住宅地に。


もしや、あの小さい祠?


いえ、奥手に本殿が見えてきました。結局この小さな社はなんなのか分かりませんでした。


こちらが正門


辛うじて浅間大神と読めました。
こちらは神主様が座間の鈴鹿明神社と兼務されているとの事。

鳥居と脇の梵鐘

大事に整備されておられます。


では鳥居よりお邪魔します。

なにせ立派なイチョウ


鳥居の手前にも境内にも灯篭が多いですね。

狛犬も負けじと護っておられます。


お詣りを終えて、グルリと散策。


古い木も、大事に残されて現役です。

そこらじゅうに銀杏が落ちていますが、無傷なものがない!
近隣の皆さんの旬菜なのでしょう。

では御約束の由緒


30年以上前の立て看板、加えて近代日本語にしてなかなか解読が難しいですが、①延暦元年(782年)領主、橘重信の邸宅入り口辺りの土地を使って社を作ったのが建立の興りの様ですが、解読が間違っていたら御指摘お願いします。

安土桃山より前の時代を余りにも知らない私にとっては、まさに未知との遭遇、歴史の情緒タップリに感じます。

ちゃんと由緒、沿革を読んでも、はてはて。

文永8年(1271年)の日蓮佐渡流罪の際の感謝の真筆が残っており???450年すっ飛ばして、
②享保3年(1718年)再営
安政3年(1856年)大破損〜翌年改修


ここで冒頭の宝永山に話が戻る訳です。
②について事実に基づく推論を述べれば、1707年富士山が大噴火して11年後に畏怖の念から、この浅間大神を再営し祈祷を捧げたのでしょう。

そして、そもそも領主が①で782年に建立、の一年前がまさに天応元年、富士山噴火が確認されている歴史上2番目に古い噴火の年です。


このお浅間さん参りもまだVol.2なのですが、
これは期待を上回る展開となりそうです。

今年の8/1には是非とも、立て看板の情報を頼りに「お浅間大神」の例祭日にお詣りしたいと思います。


DNT31エクストレイル2.0GT
タフな今の愛車ですが、夜にお尻を壁に向けて電子キーロックすると、怪しくもカッコイイ悪魔が現れます。最近気付きました。


それはさておき、昨日の昼間に待望の20万キロ突破。


デジタルが1km増えるだけの事に何故こんなにドキドキしてしまうのだろう。

年越しの心境に近い感慨深さが有ります。



この秋〜冬シーズンのトータル燃費
この車のカタログ公表値は15.2km/リッター

過去11台中、カタログ燃費超えを安定的にし得なかったのは2気筒のFiat500(5MT)のみ。

19万キロ超えたあたりから、5000km毎にオイル交換と併せてエンジン洗浄剤を入れております。

DPF壊れるよりコスパ的に良しと思いまして。

怖いほど好調なので、また22万2千2百21kmあたりで、メモリアルショットを撮るでしょう。


この車の最大のウリでもあるルノー製の軽油エンジンの耐久性はどうやらホンモノの様ですが(オイル代は高いです)、本当の真価は車体剛性&走れる脚です。


高速クルージングは得意科目。
脚の良さで最低地上高とSUVである事をいつも忘れさせてくれます。
加えてディーゼルとギア比の特性で、回さずともゆったり快速に長距離移動が出来る、GTの名に恥じぬツアラー設定です。

この31型でディーゼルが消えてリーフやノートにシフトしたのは、京都議定書を受けた日産の早合点による失策に思えてなりません。惜しいな!
そしてマツダにお株を奪われたとさ。


今年も宜しくお願い致します。

今から5年前、ひょんなことから慢性アレルギー鼻炎は愚か、重度の花粉症が突如快癒しました。

子供の頃より酷い鼻炎持ちで、中3の時には副鼻腔炎の手術を経て、それでも鼻炎は変わらず。

高校3年間は常に教室の机の上は箱ティッシュが置いてある日々、今となっては淡い記憶です。

成人してから血液検査によるアレルギーチェックすると
①動物上皮、②ハウスダスト、③花粉、④アルコール、守備範囲の広大なアレルガーです。

2、30代の間に緑茶、カスピ海ヨーグルト等の手軽な鼻炎、花粉対策を試みるも、事態は深刻にして改善の兆しは無く、秋花粉も次第に強敵に。

最終的に困った事は春、秋花粉の最盛期のコンサート本番中。

基本的にステージ場のみは業(なり)を潜めていた鼻水が、ついぞ2度の公演で止まらなり。

以降タオルハンカチ持参にスイッチ。

鼻炎脱却の前談で汚い話になってしまい、失礼しました。

今から5年前の初冬、まだ訪れ始めて間もない八ヶ岳麓の八ヶ岳中央高原教会で行われたバロックコンサートの聴衆のお一方よりお声掛け頂き、お宅の畑より野沢菜を収穫させて頂きました。

気温差5〜8度程の神奈川で、恐る恐る漬けてみました。
本格的な樽漬けは初めてでしたが、ある想いが。

市販の漬物が口に合わぬのに、お手製はどれも大好き。

そう、古風な漬け方が自分の理想なのだと分かっていたので、漬物の素は使わずに1番シンプルな天然塩だけで漬ける事に。

で、どうにか漬かった野沢菜、コレが晩酌には最高です。

そして翌年のスギ花粉は、なんと!!!
音沙汰なし。
実は例年ですと1月20日頃から花粉仲間同士で今年も来たね!!なんて傷を舐め合うのですが。

4、5月までそのまま乗り切ってしまい、狐につままれた思いでした。

以来、自分のアレルギーに1番効くのは
『乳酸発酵した自家製漬物をひと冬食べる』

謂わゆる自分流の「腸活」を発見出来ました。
そして諏訪郡原村の〇〇さんに、足を向けて寝れません。

では野沢菜の出来るまでをザックリと。

一度霜に当たり葉に紫色が挿してくると収穫どき

八ヶ岳に未だ雪がありません。


で、翌日早速神奈川で洗浄〜漬け込みを


収穫終了間際なので30kg超も頂きました。


葉は小松菜とセロリの合いの子な感じです。


野沢温泉ではお風呂場で温まってやる作業だが。


株には切り込みを入れて、均等に漬かる様に。


5年目ともなると塩分量は手加減で。
(目標は5%弱)

洗って、敷いて、塩まぶす、をエンドレスに。

年末、一度だけカビチェックしましたが、気温が低いお陰で樽の中はピッカピカでした。

お正月が明けたらいよいよ樽を封切りしますが、それまでは切り漬け(時漬けとも云うらしい)で新鮮な浅漬けを楽しみます。

自己流野沢菜の切り漬け

VIVAお晩菜\(^^)/

ダラダラと書いてしまいましたが、久しぶりの旬菜ネタでした。






本年最後のblog投稿です。

吹けば飛ぶような楽器弾きにとって、2020年は真に「玉込めヨーーーーイ!」で膠着、公演をせず如何に社会と関わるかをジックリ再確認する初めての良い機会となりました。

脳の髄までリセット完了。
内心、この境遇に感謝さえしております。大声では云ませんが。

そして大晦日、あらためて三つのみ実現した企画をジーっくり振り返りつつ、家族で墓参りを数カ所。ご先祖様なら感染対策無用でしょ。

例年と較べれば、純粋な公演数は1/15前後。
なのに演奏活動のみを思い返しても、充実感は例年に劣らぬどころか、意外にもやり切った感満載‼︎

なかなかどうして!?
やはり急ぎ働きが無いのは非常に健全なのでしょう。公演が重なるほどに増す労力は移動&移動。

類稀な時間を過ごした今年の感想をグダグダと書いてしまいました。

帰宅途中に前回予告の年末ライブで大変お世話になった共演者のコジさんより、ダイジェスト版の動画の贈り物が届きましたので、冬休みのお暇なお時間にお愉しみいただければ幸いです。

今年も音楽仲間の皆さん、小さな接点も含めて支えて下さった皆さん、大変お世話になりました。

来る年も皆さんと前向気(マエムキ)&上向気(ウワムキ)、そしてたまーーに呑気も共有出来れば最高です。佳き新年をお迎え下さい。