今から5年前、ひょんなことから慢性アレルギー鼻炎は愚か、重度の花粉症が突如快癒しました。
ダラダラと書いてしまいましたが、久しぶりの旬菜ネタでした。
子供の頃より酷い鼻炎持ちで、中3の時には副鼻腔炎の手術を経て、それでも鼻炎は変わらず。
高校3年間は常に教室の机の上は箱ティッシュが置いてある日々、今となっては淡い記憶です。
成人してから血液検査によるアレルギーチェックすると
①動物上皮、②ハウスダスト、③花粉、④アルコール、守備範囲の広大なアレルガーです。
2、30代の間に緑茶、カスピ海ヨーグルト等の手軽な鼻炎、花粉対策を試みるも、事態は深刻にして改善の兆しは無く、秋花粉も次第に強敵に。
最終的に困った事は春、秋花粉の最盛期のコンサート本番中。
基本的にステージ場のみは業(なり)を潜めていた鼻水が、ついぞ2度の公演で止まらなり。
以降タオルハンカチ持参にスイッチ。
鼻炎脱却の前談で汚い話になってしまい、失礼しました。
今から5年前の初冬、まだ訪れ始めて間もない八ヶ岳麓の八ヶ岳中央高原教会で行われたバロックコンサートの聴衆のお一方よりお声掛け頂き、お宅の畑より野沢菜を収穫させて頂きました。
気温差5〜8度程の神奈川で、恐る恐る漬けてみました。
本格的な樽漬けは初めてでしたが、ある想いが。
市販の漬物が口に合わぬのに、お手製はどれも大好き。
そう、古風な漬け方が自分の理想なのだと分かっていたので、漬物の素は使わずに1番シンプルな天然塩だけで漬ける事に。
で、どうにか漬かった野沢菜、コレが晩酌には最高です。
そして翌年のスギ花粉は、なんと!!!
音沙汰なし。
実は例年ですと1月20日頃から花粉仲間同士で今年も来たね!!なんて傷を舐め合うのですが。
4、5月までそのまま乗り切ってしまい、狐につままれた思いでした。
以来、自分のアレルギーに1番効くのは
『乳酸発酵した自家製漬物をひと冬食べる』
謂わゆる自分流の「腸活」を発見出来ました。
そして諏訪郡原村の〇〇さんに、足を向けて寝れません。
では野沢菜の出来るまでをザックリと。
一度霜に当たり葉に紫色が挿してくると収穫どき
お正月が明けたらいよいよ樽を封切りしますが、それまでは切り漬け(時漬けとも云うらしい)で新鮮な浅漬けを楽しみます。
自己流野沢菜の切り漬け
ダラダラと書いてしまいましたが、久しぶりの旬菜ネタでした。