真夜中ミネソタ何処かハイウェイの上、長身のインディアンとロン毛の日本人(ID不所持)二人組のヒッチハイカー、、、、

 

警官にIDの提示を求められ、自分がパスポートを持ってないことに気付き一瞬、ヤバ!?、ってなったが、意外にこう言うシーンに出くわすと昔から冷静に対応(=口から出まかせ)できる(出来てるつもり)。

 

 

携帯電話が一般化するはるか昔、人間の記憶力は今よりも数倍上やった。

 

 

ので、

 

 

当時、今より数十倍記憶力の良かった僕は自分のパスポート番号からNYのグラフトンの住所及び電話番号、その他必要と思われる情報をすべて暗記していたので、それらすべてを警官にとりあえずソラで伝え続ける事数分、何とか状況を理解してくれた(911以降は考えられへんと思うけど)ようで、前回書いたように取りあえず町を出てってくれたら俺らは関与せえへんから、、、、と。

 

と同時に道の上歩くな、ハイウェイから降りろとも。

 

ハイウェイと言っても、日本の高速道路みたいに高架だったり、フェンスに囲まれたりしてない大きな土手の上に作られた田舎道なので、路肩から外れると直ぐに草ぼうぼうの土手、その向こうは延々と続く森だったり農場だったり。

 

 

てなわけで、僕とエイモンはしゃあなしにハイウェイから降り、その膝上まで夜露で濡れた草ボウボウの草むらを歩いて町を出る事に。

その間パトカーはハイウェイの上から僕らを見張るように併走し、町の境界線を越えたらすーっとおらんくなった。

 

 

多分深夜0時はまわっていたように思うんやけど、そこはもちろん町から大分離れた場所で、あたりに人家なんかもちろんなく街路灯などの灯も一切なく、ほんの時たま通る車のヘッドライトと月明かりのみ、膝から下は夜露でビシャビシャ、、、、

そうこうしてるうちに森が切れ、ちょうど収穫が終わったばかりっぽい麦畑らしき場所に辿りつき、そのあたりで僕ら二人ともなんとも言えぬ情けなさと疲労がピークに達し、これ以上は進めないので今日は(も)ここで野宿する事に。

 

 

機械で綺麗に刈り取られた相当な密度で植えられた麦の切り株は、それだけでベッドのような状態になっていたのでその上に寝袋を敷きその日は寝た。

 

 

だがしかし、夏のミネソタ、畑、森、湿気、いるよね勿論、大量の

 

 

 

蚊、、、、

 

 

 

頭まで寝袋を被り、出ている顔の部分も薄手のブランケットかなんかでカバーしてたんやけど、あのプーンて音が顔の周りで数十?数百?鳴る鳴る、完全密閉の寝袋内の息苦しさと暑さも相当なもので中々寝付けなっかたが、それ以上に疲れていたのでいつの間にか深い眠りに落ちていた。

 

 

翌朝、尋常ではない痒さに目を覚ますと、蚊に刺されまくった僕の顔は映画『悪魔の毒々モンスター』みたいにボッコボコに腫れあがっていて(誇張表現あり)、同時に何故か寝袋に入ってるはずの身体も刺されまくっていた。

 

 

余談なんやけど、アラスカとカナダのノーザンテリトリーに行った時にも、デニムの上からでも容赦無く刺してくる巨大な蚊と数週間戦ったことがある。

 

 

多分この頃の経験で耐性がつき、後に蚊に刺されても大して腫れあがったりせんくなったように思われる。

 

 

 

っと、今日はここまで