欧州出張疲れで寝すぎたのか、寝違えてしまったようで、首が痛い。木曜日は年休を取ってゴルフの予定だったけど、キャンセルしました。首の痛みを我慢してゴルフするのもいかがなものかと思って。それに一週間以上練習もせずにコースを回っても、きっと失敗の連続だろうし。昨夜、バファリンを飲み、首にロキソニンの湿布を貼って、なんとか凌いでいます。水曜日の今日は在宅勤務です。

 

 

 

 

出張中の20日に最後のボーナスが出た。支給額は12月と同じだけど、手取りが少し増えているのは、所得税が減っているせい。きっと退職による年収減を見込んで、所得税の天引きを減らしているのでしょう。喜ぶべきか、どうな

のか。それでも、所得税で弾かれている額は、ちょっとした人のボーナス金額くらいあって、これも喜ぶべきなのか、どうなのか。

 

大して働いていないので、そのわりには結構なボーナスだと思うのだけど、後任のI君29才は「支給額が10万円増えていました!」と。若い人には手厚く、老人には薄く。これも喜ぶべきことか、どうなのか。若い人を繋ぎ置いておくためには、かなり待遇を良くしないとと会社は考えている。30才くらいで辞めてしまう人が結構いる。東大卒は採用しても離職率が高い。

 

当たり前の話なのかもしれないけれど、高学歴ほど損得勘定が高い。

 

 

 

 

月曜日は在宅勤務だった。

 

火曜日(昨日25日)は出社した。給料日だった。給料は1円も増えていなかった。ただ、住民税が引かれていないので、手取りはその分、多かった。

毎月の給料の明細を見ると、所得税、住民税、健康保険、介護保険料、厚生年金、雇用保険、共済年金という強制的な控除額の合計は、支給総額の1/3もある。これは、決してバカにできない金額だ。所得の1/3を持っていかれるなんて!

 

後任のI君の給料はきっとぐっと上がっているのだろうけど、やがてこれらの持っていかれる税金・社会保障額の多さに悲鳴を上げることでしょう。研究所時代は組合費についても文句を言っていた。サラリーマンは脱税などは難しい。せめて節税くらいしか対策はない。

 

 

 

 

ルフトハンザの航空券の買い替え代金の領収書はメールで流れていた。いろいろなメールがあって、しかも、非常にわかりにくかった。ドイツ語だ。これでなんとか精算ができそうだ。以前は海外出張の日当は円建てだったけど、この数年の円安で、ユーロ圏はユーロ建てになった。これで少し凌げる。ドル圏はドル建て。

 

円安の功罪について、いろいろな意見が出ているけれど、よくわからない。外貨建てで販売している会社にとっては売上増、利益増になるけど、消費者にとっては物価上昇で苦しい。自国の通貨安は、やっぱり国力の低下だと思う。国の通貨の下落は、国力の低下だと思う。

 

日本に帰国して、いろいろなものが「安い!」と感じる。いいんだか、どうだか。

 

 

 

 

日本という国の良し悪しは、難しいけれど、ネガティブな点は、「閉鎖性、同質性、同調圧力」以外では、やはり、「家が狭い、どこも混んでいる、長時間労働」が挙げられると思う。

 

日本は広々とした家とは無縁だ。1億円の家だって、決して広くない。床面積としては、米国の1/4とか1/5程度では。小さな家を買って、一生をかけてローンを払っていく、真面目な日本人。「新築」と言っても、安普請は新品でも安普請だ。

 

広い空間がない。首都圏の通勤電車は座れない。アウシュビッツに汽車で送られたユダヤ人は結局ガス室送りにされたけど、電車での移動は一回だけだったと思う。首都圏の勤め人は、ほぼ40年間、つまり、40年x240日=9600日⇒19200回(往復だから2倍)も、朝も夜もひどい状態の電車に輸送され続けるのだ。

 

 

 

 

日本は顧客第一主義で、よく働く。そういう意味では諸外国のサービスはひどい。

だけど、その分、日本人は働き過ぎだ。ワーキングロボットと呼ばれて久しいけれど、やはり、蟻を連想する。キリギリスには見えない。

 

同質性の高い国で、優秀な人たちが損得勘定が高くて、蟻のように働けば、社会はぐっと息苦しくなるに決まっている。

 

 

 

 

図書館に行かなくては。

クリーニング屋にも行かなくては。

冬物のブレザーの裏地が破れてしまっているので、修繕に出そう。

マイナカードの紐づけもしなくては。

 

首が治ったら、ゴルフの練習に行こう。

 

梅雨入りしたみたいだけど、今日は晴れている。

 

 

 

 

日常に戻ってきた。

久しぶりにカラオケにも行きたい。

 

窓を開けると蒸し暑い。