北朝鮮がやることはすごい。

「誠意の贈り物」として、「汚物」や「ビラ」をゴム風船に入れて韓国に飛ばしているらしい。韓国が同様にビラを入れて風船を飛ばしていることへの反撃だとか。ビラの内容はわからないけれど、お互いの悪口が書いてあるのだと思う。南北朝鮮は相手を罵る言語表現が非常に発達しているらしい。金正恩は「表現の自由だ」と言っているし、妹の金与正は「誠意の贈り物だ」と言っている。

同じ民族間で、汚物を風船で飛ばすという発想に対して、「恥」を感じないのだろうか。「嫌われる」ということを意に介さないのだろうか。

 

 

 

 

 

そもそもの今回の始まりは、北朝鮮の衛星打ち上げ失敗で、その面子丸つぶれに対して、自分の無様さを変な形で隠すような行動だ。日本海へのミサイル発射もそうだ。「打ち上げ失敗」の記事が霞むようなニュースを拡散したかったのでは。

 

自民党が裏金問題ですっかりと信用と指示を失って、「定額減税」とかで人気を取り戻そうとしているのに似ている?

 

 

 

 

昔、「バカと喧嘩したら、お前もバカになるんだぞ!」と先輩に教えられて、確かにそのとおりだと思った。北も北だけど、南も南だ。韓国と北朝鮮と言っても、結局は、南北朝鮮だ。政権が違うだけ。民族は基本的に同じだ。

 

韓国では、いまだに「反日」であることが、選挙に有利なのだ。学校では反日教育を教わっている。マスコミも反日的だ。

 

私が親しくなったサムスンの人(理学博士)から酒の席で聞いたのは、「私が韓国で教わったのは・・・」と

・日本人は嘘つきなので、我々も日本人にはいくらでも嘘をついていい

・ヒロシマ、ナガサキに原爆が落とされたのは天罰だ

・福島原発事故も天罰だ

・日本の男は冷酷で残酷だ。女はそうでもない

・日本人の言うことを絶対に信じてはいけない

などなど。「だけど、こうしてダーさんと話していると、なんだか、教わってきたことが本当かどうかわからなくなってきた」と言っていた。

 

 

 

 

25年くらい前の話だけど、韓国のインテリの中にも、「北朝鮮はすごい。金正日はすごい」と言っている人がいた。「多くの韓国人がお金欲しさに米国や日本などの資本主義国になびいているのに、北朝鮮は崇高な理念のもと、朝鮮民族の尊厳を保とうとしている」と。

 

しかし、尊厳もなにも、汚物を風船に入れて嫌がらせをする国家(北朝鮮)に尊厳なんて存在するのか。そもそも金一族の独裁帝国ではないのか。国民は幸せなのか。飢えている人たちはいないのか。

 

いまだに従軍慰安婦がどうしたと補償を求める韓国人は、なんだかゆすりたかりのように見える。エンドレスに要求してくる相手について毅然とした態度で臨むしかない。

 

 

 

 

「そもそも、どうして、南北は分裂しちゃったんだろう?」

と一番仲が良かった韓国人に聞いたことがある。すると彼はびっくりしたような顔をして、「日本のせいじゃないか!」と語気を強めて言った。これにはびっくり。

 

日本のネット情報では;

「1945年8月15日、第二次世界大戦・太平洋戦争の終結、日本の敗北によって朝鮮は独立を回復し、35年に及んだ日本の挑戦植民地支配が終わり、人々は解放を祝った。日本支配下で独立運動を続けていた呂運亨を中心に建国準備委員会が結成され、国号は「朝鮮人民共和国」を予定した。ところが直ちにアメリカとソ連の対立が朝鮮に持ち込まれ、民族分断国家となってしまった。」

とある。

 

1910年当時のアジアはこんな感じだった。

 

 

 

イギリス、フランス、ドイツ、ロシアがアジアを植民地化していた。とくに中国がひどいやられ方をしていた。日本は独自に大日本共栄圏とかいう概念を作って、日本の勢力を大陸に拡大していった。1910年には朝鮮半島は日本に併合された。朝鮮民族は朝鮮語を禁止され、日本語を強要された。朝鮮人も日本軍として第二次大戦を戦った。

 

軍国主義の日本だった。天皇は神であった。日本人たちも、神である天皇=国体を守るために喜んで死んでいった。狂気の時代だった。中国も朝鮮もその犠牲になった。

 

朝鮮人が自国の歴史を学べば、1910年から1945年の34年間は自国が消えてしまったことを知る。

 

ナチスがユダヤ人を700万人も虐殺したこと(民族を殲滅しようとした)に比べるとかなり穏やかではあるのだけど。一方で、日本軍が中国の南京で大量殺戮(数十万人?)も歴史に残る大虐殺だ。

 

だけど、日本による植民地化が現在の南北朝鮮分裂の原因とは思えない。たまたま、戦後の米ソ、民主主義対社会主義の分裂、冷戦のせいだと思うのだけど。

 

 

 

 

現在一番親しい韓国人に

「韓国は北朝鮮問題もあるし、北には中国、南には日本があって、ロケーション的にも歴史的に大変だね」と言ったら

「ダーさん、北朝鮮、中国、日本だけじゃないですよ。ロシアも米国もいますから。国内政治も無茶苦茶です。経済も政治も大変です」と。

 

戦後、日本は朝鮮戦争、ベトナム戦争でかなり潤ったという。韓国はベトナム戦争の特需で儲かった。両国とも半導体、自動車産業を発展させた。しかし、どちらも台湾、中国の猛追があって厳しい状況になっている。

 

50年くらい前だったか、なぜか北朝鮮は「地上の楽園」と呼ばれ、日本の左翼も飛行機をハイジャックしてまで北に行こうとしたんですけどね。社会主義の理想郷で、住居も食事も教育も医療もすべて国が保証してくれる、と。きっと北朝鮮がPRしていたのでしょう。

 

今は北朝鮮は「強い国」「威嚇する国」をPRしている。それを日本マスコミは、あたかもPAのように再拡大して報道している。だけど、現実はどうなんだろう。

 

まあ、「ミサイル発射」という報道があっても、誰も動じないということは、威嚇PRを誰も気にしていないということなのでしょう。

 

 

それにしても株価がさえない。

今日も在宅勤務です。