地上波TVで観ました。

題名:『ブロンコ・ビリー』(Bronco Billy)1980年米国映画

監督:クリント・イーストウッド

出演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック

 

1930年生まれのクリントが49才のときの映画です。

クリントの映画にハズレはない。

 

旅芸人の一座。西部の荒くれ男やインディアンなどの活劇をする旅芸人一座の座長がブロンコ・ビリー(クリント・イーストウッド)。貧乏だけど、短気だけど情に熱い彼は、慈善活動などもしている。困った人を見捨てることはできない。仲間は絶対に守る。

 

一方、非常に裕福な家庭に生まれたものの、幼いときに父親が亡くなり、30才までに結婚しないと親の財産を相続出来ないために、どうでもいい男と結婚した高慢な女アントワネット(ソンドラ・ロック)。彼女のプライドの高さに辟易した新郎は彼女の持ち物も車も奪ってある夜、彼女を残して逃亡する。

 

 

彼女には10セントのお金も残っておらず、公衆電話で電話する10セントをブロンコに借りる。こうして、彼女は旅芸人一座と一緒に行動することになる。

 

 

 

世間ではアントワネットは殺されたとされ、膨大な遺産は伯母のものになるというニュース記事が新聞に出ていた。新郎は殺人罪で逮捕されて、刑務所に収容されていた。

 

どうしようもなく、高慢な彼女だったけど

 

やがて、彼女は頑固で怒りっぽいけど、心優しいブロンコ・ビリーを「憎たらしい」と思いながらも惹かれていく。

 

インディアンの女性が彼女に教えてあげる。

「憎たらしいっていうのを、インディアンの言葉では、愛してるって言うのよ」と。

 

 

 

やがて、彼女の生存が警察、FBIに伝わり、大騒ぎとなる。

彼女は無事遺産を相続するものの、もうブロンコ・ビリーの一座とは一緒にいられず、彼と別れなければならないと思った彼女は、自殺を図る。

 

 

 

 

しかし、ブロンコは今でも彼女のことを愛していると一座のある女性から連絡を受けた彼女は、彼の元へ飛んでいく。そして、一座のアシスタントとして復活する。

 

 

 

 

現実のソンドラ・ロックとクリント・イーストウッドも1976年から付き合い始め、1980年代のクリントの映画にはソンドラがよく共演している。

 

ソンドラは2018年に心不全で74才で他界している。

一方、クリントは93才でまだ健在だ。

クリントって、まさに生きるレジェンドだと思います。