昨日は朝3時に起きて、千葉県の奥地でゴルフをして、夕方6時半頃帰宅。その後、近所のカラオケ・スナックへ行きました。というのも、あるお誘いがあったからです。

 

ママいわく、「ダーさん、Hさんが毎月第三金曜日に英語でカラオケする集まりをしようって言っていましたよ。ダーさんを入れて4人。来れたら来てね。来れなければ来なくても大丈夫」と。

 

ということで、初回なので疲れてはいましたが行きました。4人というのは、

Hさん:69歳、もと大手商社?勤務

Oさん:?才。もと大手不動産会社。現在、臨済宗の坊主。

?さん:?才

と私。

 

7時ころに行ったら、4人のうちOさんだけ来ていました。

カウンターはいっぱいだったので、私は一人後ろのテーブル席に。

主催のHさんはまだ来ていない。

 

このお店の顧客平均年齢は75歳くらい。演歌が主流だ。

 

 

私は小腹が空いていたので、焼きそばを注文。

山椒が効いていて、美味しかった。焼きそばの下には目玉焼きがあります。

 

 

 

やがて、初対面の?さんが来ました。?さんことGさんは、Hさんと同じ69歳。大手銀行員で、今は上席推進役とか。名刺を頂きました。白髪でふくよかで柔和な人。さっそく、カラオケのリクエストをしました。

 

ママによれば「英語の歌を歌う4人」という話でしたが、Gさんが歌うのは、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語の歌。

「フランス語の歌には妙に陰りがあって、私はスペインやイタリア語の底抜けに明るい歌が好きなんです」と。繊細で情熱的で文化的な感じの人です。

 

ママは、横文字は全部英語だと思っている。

 

Gさん自身も、お子さんも世界をいろいろと転勤したみたいです。娘さんはM物産勤務でロンドン勤務中に退職して、その後各国を巡り、現在はニューヨークで暮らしているらしい。夫か彼氏はアメリカ人だけど、白人ではないみたい。

 

 

 

Gさんがガンガン歌うので、私も英語の歌を何曲か歌いました。

All my loving

Killing me softly with your song

Scarborough Fair

Yesterday

We are all alone

など。

 

途中、お坊さんのOさんも英語の歌を2曲くらい歌った。読経をするせいか、Oさんの声はまた素晴らしい。やがて、Oさんも我々のテーブルに来て話した。Oさんは71歳くらいと思っていたら、76歳だった。OさんとHさんは茨城県の同じ高校出身。

 

OさんとGさんは初対面だったみたい。

 

Gさんは年長者のOさんを立てながら、宗教的な話を聞きました。宗教はまさにOさんの専門分野なので、Oさんは仏教に関わらず、様々な宗教、なかでもユダヤ教についていろいろと語っていました。また、世界の言語の起源など。

文学の話にもなって、Gさんが「世界に誇れる日本文学は『源氏物語』くらいだ。鴎外も漱石も結局、欧州文化の影響を受けている」などという話にもなりました。

 

とても、興味深い話なのですが、お二人とも大先輩だし、私は疲れ、眠かったので、

「すいません、今日は少し早めに帰らせて頂きます」と言って席を立ちました。ただ、最後に一言、「『源氏物語』だけでなく、『奥の細道』も素晴らしい日本文学だと思います」と言って、店を出ました。

 

結局、言い出しっぺのHさんは来なかった。

ママが「ごめんなさいね」と。

 

疲労感とほろ酔いで、いい気持で家路に就きました。