関東地方に2月5日の午後から降り出した雪は、6日深夜まで続きましたが、それほど気温が下がらなかったせいか、6日の朝は銀世界というほどの雪ではなかったです。

 

 

 

 

それでも北関東にある工場からの製品の出荷は、輸送業者が集荷に来れないなどの理由で、5日、6日とも停止しました。あちこちで道路が封鎖されていたようです。

 

昨日(6日)は雪靴を履いて出社しました。だけど足元が悪いのは自宅近辺だけで、丸の内の雪は綺麗に除雪されているか、溶けていました。

 

午後、大魔神相手に来期予算ヒアリングをしましたが、ほぼほぼ問題なく終了。やれやれです。この後、細かい資料の作成をしなくてはいけませんが。

 

夕方は、大阪から来て東京に単身赴任しているSさんと新宿で飲みました。

 

 

思い出横丁のささもとには行列が出来ていて、8人くらい並んでいました。6時ころだったので、時間的にもピークだったのかもしれない。どうしようかと思いましたが並びました。我々の前には2人x2組、白人女性が並んでいました。前の若い2人に話しかけたら、メルボルンから来たと。東京、白馬、茅ケ崎に行くとか。白馬ではスキーをする。茅ヶ崎には従兄が住んでいると。

「この店をどうして知ったの?」

と聞いたら、

「行列が出来ていたから、美味しいのだろうと思って並んでいる」と。

なるほど。

「ここは美味しいですか?」

「美味しいですよ。豚肉です。鶏はないですよ」

「豚肉は大好きです」

 

行列が長くなって、隣の店の前まで行ってしまい、隣の店の女性が

「うちの前で並ばないで。折り曲がてよ」

と中国人訛りの日本語で言っていました。

 

 

 

 

お店には知っている人がたくさん。

焼いているのは三代目社長のGさん。常連のAさんもKさんもいた。

香港人のSamさんも来ていた。SamはいわゆるFIRE(Financial Independence, Retire Early) の人で、まだ50代なんだけど、もう25年も財テクだけで生活している。香港、日本、米国にアパート(マンション)を持っている。日本は代々木あたり。スリムでストイックな感じのインテリです。広東語、北京語、英語、日本語が話せる。

 

 

 

 

やがて常連のYさんとか、Fさんとかも来て、鍋を囲んで賑やかに飲みました。

 

 

 

 

Sさん54歳は、娘さんが二人、14歳と18歳。まだまだ若い。これから一番お金がかかるかなぁ。最近はSさんは男料理をいろいろと頑張っているらしく、写真を見せてもらった。

Sさんのタコ煮込みの写真を見たSamが

「赤ワインは使っていますか?」と。

「いえいえ、醤油、味醂、お酒だけです」とSさん。

Samもグルメで、ワインに詳しい。

 

 

 

 

いろいろな雑談の中で、Gさんが

「江戸時代の男は、2割くらいしか結婚できなかったらしいですよ。金持ちがたくさんの女性を囲っていて、貧乏な男は奥さんを持てなかったそうです」と。

なるほど。なんとなくわかる。

 

するとFさんが

「今の日本も一夫多妻制とかにしてしまえば、少子化を防げるんじゃないかな。金持ちはいくらでも奥さん持ってもよくして、子供もばんばん作る。いいと思うけど」と。

 

しかし、少子化の理由は単に経済的な理由だけではないみたいだ。子供を作ることによって、自分の時間が減ってしまう、自分の人生への負担が増えることへの不安などもあるようだ。

 

 

 

ミーイズムなんて言葉があったけど、自己中心的になっているのか。

我々の行動を操作しているのは遺伝子だと思っていたけど、その遺伝子に対してすら若者たちは反旗を翻しているのか。

 

 

 

 

自己中心派を批判する気はない。私だって、十分自己中だと思う。

だけど、私の時代は、理屈なしに、小学校、中学校、高校、(大学)、就職、結婚、子作り、というのが当たり前の人生だと思っていた。人はそういうルートを歩むものだと疑うこともなかった。

 

 

 

 

「常識」っていうのは、とても限定的なものだと思う。

今と昔は違う。未来でも違う。場所が変わればまた違う。

だから、常に常識を疑っていたほうがいい。

 

 

 

 

ビールと日本酒熱燗を飲みました。

8時近くなっても、まだ我々の後ろには外国人が並んでいて、Gさんが「だめ!」と言っても3人組の白人がしつこく並んでいた。

「昨日も来たんだ。美味しいからまた来た」と。

Gさんはあまり外国人客が好きではない。特に鍋近くは常連さんに取っておきたい。私とSさんが帰るとちょうど3人分のスペースが空いて彼らが座ってしまう。

「どこから来たの?」と私が聞くと

「スペイン。東京、京都、直島に行くんだ。豚肉は大好きだ」と。

まあ、座らせてあげないとだめだね、とGさんに言って、我々はお店を出ました。

 

 

 

久しぶりということで、二軒目に歌舞伎町のジャズバーにも久しぶりに行きました。

先客が二人いた。

 

 

 

よく見たら外国人で、男性は少し日本語が話せる。

二人はLAから来たと。男性はベトナム系二世、女性はキューバとアメリカ人のハーフ。新婚旅行だとか。男性は以前、山梨県で英語の教師もしていた。

二人とも料理が好きで、役割分担は彼女はパン、男性はおかず。

 

彼女の実家のキューバではクリスマスに豚の丸焼きを食べるらしい。その写真をスマホで見せてもらった。すごいですね。

 

豚の丸焼きの写真があるので要注意!!

 

 

 

 

 

 

私は楽しい夜だったけど、Sさんは楽しめたかしら。

私の行きつけのところばかりで、私だけが楽しんでしまったような気もするけど。

 

 

自宅近くにはまだ少し雪が残っていました。