昨日ゴルフでご一緒したWさん(70歳)のお話です。

 

 

 

Wさんは大手企業に勤めて60歳で定年退職、その後、10年間ゴルフを中心に、悠々自適な生活をしているようです。現職の時の蓄財があって、金銭的な心配もないらしい。奥さんにはその「蓄財」は内緒らしい。ゴルフもすごく上手。昨日は一度も電動カートに乗らず歩いていました。健康。

 

株でもかなり儲けたらしい。今はすべての株を売却済みで、暴落するのを待っているそうです。大暴落したら買おうと待ち構えているそうです。

 

 

 

 

Wさんの住むマンションには引退したお医者Aさんが住んでいるそうですが、その奥さんがボケてしまったとか。痴呆症です。Wさんの話では、認知症(痴呆症)になる確率は、男よりも女のほうが2倍くらい確率が高いらしい。原因はわからない。刺激の少ない生活を送る女性が多いからかもしれないと。男よりも女のほうが長生きをする。元気だけどボケてしまった人は大変らしい。

 

Aさんは、ボケて元気な奥さんと暮らすことが困難と判断して、奥さんを施設に預けたそうです。介護度3。元気な人を入れる施設は高い。入所料がいくらかわかりませんが、それとは別に月々30万円かかるそうです。年間360万円。10年で3600万円。Aさんはもと医者ですからそれなりの蓄財はあるのでそうけど、奥さんは元気なのでまだまだ何年生きるかわからない。20年生きたら7200万円です。

 

Aさんも人生設計において、自分の妻がボケてしまうことは想定していなかったらしく、今後が不安だとか。

 

 

 

 

単純に「自分は何歳まで生きるのか」「配偶者は何歳まで生きるのか」を考えて、金銭的な人生設計をするのが普通だと思います。しかし、実際は病気にもなるし、ボケたりもする。ピンピンコロリとは、なかなかうまく行かない。

 

体の病気はある程度想定するだろうけれど、ボケについてはどれだけの人が想定しているだろう。準備しているのだろう。

 

 

 

 

私の母はくも膜下出血、脳梗塞で倒れ、一命は取り留めましたが、脳に障害が残りました。脳のどこをどう損傷したかによりますが、母の場合は、あらゆる認知機能などに障害をもち、私が誰かもわからず、言葉もわからず、しゃべれず、歩くこともできず、それでも、口から食べたり、排せつすることは可能でした。あるゆるところで介護が必要だった。介護度5でした。そういう場合には、優先的に年金の範囲内で施設に入れます。そういう点では、皮肉な話ですが、様々な負担が家族などにはかかってきませんでした。

 

 

 

 

元気でボケるほど家族にとって大変なことはないのかもしれない。それは明日の貴方かもしれないし、配偶者かもしれない。

 

心配してもきりがないですけど、体の健康だけでなく、ボケ対策というのも、もしもできるならば、やったほうがいいですね。

 

 

 

 

いつまでもあると思うな元気な体ボケない心

 

 

病気が先かボケが先か。

 

私は既に少しボケ始めていますが、こうして徐々にボケていくのは

そんなに悪いことではないような気もしますが、どうなんでしょう。

 

少し、ボケに関する勉強もしたほうがいいようです。

 

 

 

 

認知症高齢者の推定は、2012年に462万人、2025年には675人~730万人、65歳以上のおよそ5人に一人が認知症となることが、平成29年版高齢者白書や内閣府、厚生労働省等で公表されている。