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はい!
本日は書道の実技試験がありました

提出課題は顔真卿(がんしんけい)の自書告身(じしょこくしん)から抜粋で「制度」の臨書です。
こちら↓
顔真卿は唐時代の書家で特徴としては…
①字形が「向勢」であることと、
②起筆収筆が「蚕頭燕尾」と称されることです。
少し説明させていただきますと…
①向勢とは、向かい合う縦画がふっくらと膨らみ、どっしりと安定感のある字形。
(反対に背勢とは、向かい合う縦画が反り合う、キリッとした右上がりな字形。)
②「蚕頭燕尾」とは、起筆が蚕の頭のようにまるくなり、収筆の払いは燕の尾のようになることをいいます。
そして 今回は「 臨書」です

「臨書」とは、簡単にいうと自分流ではなく書家が書いたものをそのまま「真似て」書くことです。
ん〜…

書道会ではポピュラーな自書告身、筆法の修得には大切な要素がたくさんあって勉強になりますが
あまり書き慣れていない一般の高校生達、大丈夫かなぁ??



…と思っておりましたが(あ、試験問題は私が作成しておりませんので)
おっっ



抜粋手本をしっかり真似して書いています

臨書は想像性より、模写能力が必要とされます。
例えば、好きなアニメキャラのイラストを見て描くのが趣味

という人は臨書が得意なタイプですね。
臨書と創作では脳の使う場所も違うので
教室内の空気感も異なります。
生徒達のピシーッときキリッとした集中力が伝わってきて、こちらもテンション上がります

みんなよく頑張りました〜


