2012-10-21 21:33:27
昔栄えた大帝国がある。俺はそこに住んでいた。時は俺を必要とし、俺は全てを掌握化しようとしていた。その時、敵が我が国に攻めたててきた。俺は当然のことながら必死で祖国を守ろうと戦った。しかし相手の軍事力の大きさに不意を突かれたのだが、俺は幾人の敵を倒し猛将と賛美する者までいた。あの鳥の鳴く声を聞いた時だろうか。それと同時に俺は負傷し倒れ、討死する。あの鳥の鳴き声が俺の負けを口にしたような気さえした。思えばこの国で生まれ育ちこの国を発展することに尽くし、この国を我が物としたさなか子供が生まれて一番幸せな時だった。妻と子供を残し、俺は倒れた。俺の首は敵国の国へ献上された。俺亡き後、妻が哀れな俺を思いどんなに辛い気持ちになったか。子供には言わない。お父さんは真剣に戦っているよ、と。その時から大帝国は輝きを亡くし、数年の間に滅びた。俺は英雄と称され、今になってもその伝説は残る。俺の息子は子孫を残し、今も生きている。その子孫が墓を見舞い、花を添える。ダイだ。俺は一族の血を受けている。ダイの中に俺がいるような気がする。覚醒遺伝だ。あの城が廃れ、あの滅びた大帝国でさえも、こんな文明が進化した時代を見ることはないだろう。しかし俺は今生きている。この身体で。決して失敗はしない、成功してみせる。あの景色をあの思いをもう一度見たいんだ。そしてまた子孫を残して生まれてきた意味を知るんだ。