2001年(平成13年)から始まった円満朝市も10月7日が止め市となり、17年間の幕を閉じることになりました。開催回数は合計116回を数えます。当初、私は夏祭りのような年一回催すものの他に、毎月定期的に出来るものがないかと考えていましたら、ある人から「寺で市をやってみてはどうだろうか。ネットで調べてみる限り、日本国中で寺や神社の門前や境内で朝市や夕市などをやっている所は沢山あるが、出店者に所場代を取らずにタダで場所を提供している所は見当たらない」との情報を得て、そこで、これが決め手となり、出店者にはその日の売り上げは独占して結構、時間帯も早朝の1時間30分間に限ることでそれをこの市の特徴(売り)にして、始めてみることにしました。少しずつ地域の人たちにもこの朝市が周知され評判にもなり、出店者も始めた時の16店舗から60店舗に段々と増え、ピーク時にはこの短い時間に凡そ2,000人を超えるお客で境内が賑わったものでした。
しかし、早いもので、あれから瞬く間に17年も経ち、私も歳の所為もあって体力も衰え、やる気も少しずつ失せて、愚痴も弱音も口元から出そうになり、これはいけないとつい呑み込む始末です。ところがこれは私だけでなく、主なメンバーの皆も口に出さなくとも共通の脱力感のようなものがあったようにも見えました。何故なら今年の現状を見ても、出店数は40店前後に減り、おのずと来客数も目に見えて減少し、下火になってきたことは顕著でした。私は昨年から抱いていた「そろそろ引き時かな」との思いが日増しにつのり、この件を1月の総務会で諮ったところ、遂に今年の10月の朝市で打ち切ることが正式に決まりました。
これまで長年円満朝市を続けてこられたのも、言うまでもなく多くの方々が引き立てて下さったお陰です。ひとえに感謝の一言に尽きます。ここまでやってきて惜しいような、残念な気もしますが、これも時の流れですから仕方ありません。何よりも日頃から頼りにしている組織の中心メンバーの高齢化は止むを得ないことですから、今後は世代交代を進めていき乍ら新しい活力の復活を切に期待していきたいと思っています。
若かりし頃の住職(左)
遊墨民カズさん(右)
住職の口癖 強がりも弱音の一種と言えないか
