今年は円満の会が結成20年目を迎え、結成当時からの会員と共にこれまでの労をねぎらい、慶びを分かち合いたいと思います。どうしてこれほど長く大過なく続けてこられたのか、その秘訣があるとするならば、それはメンバーの構成にあったのではないかと思います。それは20年前は皆が50代前後の歳で若く仕事も現役で、情熱があったこと、本光寺門徒には特にこだわらなかったこと、そして、損得抜きの心を持った“ダラ”な人ばかりの集まりであったこと、更に、それぞれの人の職業が同業者ではなく、異業種の人たちで構成されていたことが良かったのだと思います。しかし、何時の場合でもこのバラバラに見えるこの人たちがいざ仕事に動き出すと、無言の内にちゃんと役割分担がされていて、一人一人が責任を持って見事にそれぞれの役目を果たしている姿を見る度に驚かされたものでした。

この人選については、平成10年夏に20地区に70日かけて自ら出向き、座談会を開き、その時の出席した人たちの印象をもとに、目に留まった方にお願いし承諾して頂きました。ですから先に挙げた4要件を念頭に意図的に人材を求めたのではなく、表現は悪いですが、場当たり的に人選をしたものでした。この時私の頭には、翌年5日間に亘って開かれる予定の本光寺開闢1000年の記念イベント行事の参加協力のことしかありませんでした。この集まりが発端となりその後、円満の会となって継続していくことになろうとは、夢にも思ってはいませんでした。従って今となってみれば、今のメンバーとの出会いは正に奇跡のように思えます。

そこで、私はこの円満の会がこの20年歩んできた道を、この機会に一度整理する必要があるのではないかと考え、記念誌を刊行することにしました。これは20年の数々の活動を5万枚の膨大な数の写真から500枚を厳選し、それぞれの写真にユニークなコメントも加え、これまでの懐かしい思い出になればと思い、また、円満の会を引き継いでくれる次世代の人たちに活動を知ってもらい、今後の活動の参考になればと願っています。

 

住職の口癖  雪は恐怖、甘く見てはいけない。ナメてはいけない。