寄居(藤田)の宗像神社 | 「小屋」へ行ってきます

「小屋」へ行ってきます

『秩父曼荼羅小屋』の管理人。大峯山龍泉寺大先達(修験道)。

最近は神社シリーズです。
神社が面白くなってしまいました。

7月の大峯修行体験の時に番外編で奈良県の宗像神社へ行きました。
宗像神社は水の神様です。

マイハズ(主人)が、こっちのほうにも宗像神社がないものかと探していたら、
ありましたありました。

埼玉県大里郡寄居町藤田の宗像神社


とても素朴な場所にある神社でした。
すぐとなりに線路がありますが、ローカル(八高線)なのであまり列車は走らない。


ご祭神は、宗像三女神である 
多紀理比売命(タギリヒメノニコト)
狭依比売命(サヨリヒメノミコト)
多岐津比売命(タギツヒメノミコト)

神様の名前は、書物によって表記が違います。

一般的には狭依比売命(サヨリヒメノミコト)が
市寸島比売命(イチキシマヒメ)や
市杵嶋姫(イチキシマヒメ)と表記されることが多く
七福神で馴染みのある弁財天の別名とも言われています。
(宗像三女神、弁財天、水の神様です。)

そんなに名前変えられちゃったら
訳わからなくなっちゃいますよね~
とにかく水の神サマです。



ひっそりと静かな場所。敷地も狭くありません。
境内にはもちろん池もあります。水の神様ですからね。
本殿の右手に池があり、厳島神社もあります。
厳島神社のご祭神も宗像三女神であり、弁財天であり。


さらに池の右手奥には小さいけれど、小高い場所に
金刀比羅宮(左)、浅間神社(右)あり・・・


他にもお社多数あり。

この宗像神社は明治の神仏分離前は、象頭山聖天院極楽寺と一体でした。
極楽寺は歩いて2分くらい離れた場所にあります。
本尊は、聖天サマと水の神である十一面観音がまつられています。


どうして寄居の宗像神社に行き着いたかというと

マイハズが最近気になる「火之神」考えていたときに
浅間山や富士山を思い出しました。火山です。

そこで興味深い記事をみつけ
https://sites.google.com/site/hikawajinnja1/takaohikawa/can-kao/kantouomonajinnja/Asamayama119

富士山と二荒山(日光山)を結ぶ直線
浅間山から冬至の日の出にあたる直線

この二つの直線がちょうど交差する場所に
寄居の宗像神社があります。

この周囲には瀬織津姫を祀る神社
波羅伊門(はらいど)神社があります。


宮司や神主が常在する神社には 
祓戸(はらいど)と呼ばれるお祓いする場所があります。
読み方は同じなので、同じ神様が関係していると思います。


出雲系の神々祀る神社も点在しており、その一つ
出雲伊波比(いずもいわい)神社。



また、浅間山から冬至の日の出にあたる直線上には
千葉県の印旛沼や手賀沼があり、
その周囲には宗像神社や鳥見神社(ニギハヤヒ尊)が多く点在しています。
そして古墳もあります。