⑥大峯修行に行ってきました 女人結界の行方やいかに?! | 「小屋」へ行ってきます

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『秩父曼荼羅小屋』の管理人。大峯山龍泉寺大先達(修験道)。

⑥大峯修行に行ってきました 山行(山上ヶ岳&弥山)へ

やっと本編のメインに、あ「メーン」が正しいの?

禊のしてからの翌日です。

男性は山上ヶ岳(さんじょうがたけ)。
女性は弥山(みせん)へ出発です。

なんで女性と男性が別なのか?

大峯山(おおみねさん)という単独のお山はなく、
大峯山系というほうが正しいかと。

大峯山系の中の、山上ヶ岳という山頂をめざす。
大峯山は、女人禁制の山として日本で唯一存在する

女人結界門 があります。
ホントに入っちゃいけないんだよー。

男女差別だという人もいるらしいです。
女性にも解放するべきだという意見もあります。

女性に解放 という理由は大きくわけて二つ。

一つは、男女差別がよくない、時代に合わない。
一つは、男性の参拝者が減ってきたので女性の力を借りたいから。

精神修行とか、パワースポットとか、観音霊場とか
女性の方が熱心だからね。
女性のパワーにあやかりたいのさ。

差別の意見はさておき、大峯山の山に入る人たちに宿を提供している
地元の方にしてみたら、泊まってくれる人が減ったら死活問題なわけで。

昔は行者さん(男性)だけでも、充分だったけど
昨今は、女性の方が元気だし、パワースポットブームだし
女性の方がお金使ってくれるでしょうから

そういう意味では解放せざるを得なくなるのかもしれない。

でも一番わたしのツボを付いたのは違った。


いつも大峯でお世話になっているOさんの話し


たしかに女性の方が、強いし優れてますね。
でも自分は、女人禁令はそのままの方がいいと思うんです。

もしも、女性が「西の覗き」のような行場に入ることになったら
たぶん男はやらなくなります。

女性はばんばんやるでしょうね。

※西の覗きとは、断崖の先端から逆さ吊りにされて
親孝行するかー、とか奥さん大事にするかーとか
聞かれて大きな声で「はいー」言わないと
声が小さーい!てさらにズルッと出される。
よくテレビで芸能人、ジャニーズとかやってます。

ジャニーズじゃないけど、動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=3TQWFQuaArQ


もともと男は弱くてどうしようもないんです。
女性の前で見栄を張って、強がっているだけですから

女性がいない場所で、思う存分泣きわめく。
そういう場所、あったほうがいいかと・・・


Oさん、いろいろ大変なんですね。御苦労さまです
なんか腑に落ちたな・・・


今回で山行書く予定が
女人結界の話になってしまいました。

次こそ、ホントに弥山と山上ヶ岳です。

ながくなってホントごめんなさい。