④大峯修行に行ってきました(番外編だけど前日なの)「宝山寺へ」 | 「小屋」へ行ってきます

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『秩父曼荼羅小屋』の管理人。大峯山龍泉寺大先達(修験道)。

④大峯修行に行ってきました(番外編だけど前日なの)「宝山寺へ」

生駒山 寶山寺(ほうざんじ)

奈良の方では、生駒山はとっても有名なお山。
修験道の色が濃い。
役行者、空海とも縁が深い。

(ホームページより抜粋)
生駒山は大昔から神や仙人のようなお方が住む山と周辺から仰ぎあがめられ、巨巌や奇石、幾つかの窟から成る魁偉な姿の般若窟は、寺伝によれば、役行者が梵文般若経を書写して納め、弘法大師も若いころ修行された。

TOPページを開けると
写真がめくられてゆき、
バーンと「歓喜天(かんぎてん)根本霊場」と出てきます。

宝山寺といったら、歓喜天。歓喜天は聖天(しょうてん)さんとも言われます。

とにかく、生駒といったら聖天さんなのです。


聖天さんてなに?

たいていは秘仏として本尊は見られません。
が、よくある形としては「象さん」です。
あの鼻の長い象さん。

頭が象さんの仏像を見たことある方多いと思います。
チャイ〇ネみたいなお店でもインテリアとして売ってます。
Tシャツにデザインされていたり、けっこう目にすることあります。

聖天さんの象徴として「大根」「きんちゃく袋」が使われます。

宝山寺の聖天さんのお堂の賽銭箱はコレ
きんちゃくの真ん中に大根が重なっています。


聖天さんの威力は絶大で、ある意味コワイ。
そういう意味でも有名です。

お願いはあまりしないで、感謝の心だけ捧げたい。
お願いしたら、叶えてくれるかもしれないけど
何を捧げようか・・・困るからね!!


いつの間にか聖天さんの話になってしまった・・・
こわ・・・。


ちょっとこわい宝山寺ですが、こんな電車が走ってます。


かなりユルいね。ずっと上に遊園地があるらしいよ。


駅についたら、長い長い階段を歩いて、どーんとそびえ立つ。


奥は階段状にお堂がいくもあり、それなりに時間がかかります。

いくつもお堂がありますが、今回はここだけご紹介。
ウスサマ明王、通称「トイレの神様」です。でっかくどーん。


なぜトイレの神様なのか・・・

いや本当はトイレの神様ではなく
この世の一切の不浄を焼き尽くす 神様です。

不浄って、汚い物や穢れている物をイメージするので
トイレの神様となったでしょうが、それもいいけど、

「成仏できない」も「不浄」でしょ?不成とか。

「不浄」にはいろいろな意味が含まれています。
そう考えて、ウスサマ明王を念じてみると違うモノが見えてくるかも。


ウスサマ明王のすぐそばにお水が汲める場所があります。


延命水とあります。
冷たくておいしいお水です。

こちらのお水をペットボトルに頂きました。
天河の地へ運ぶため、大事に大事に。