朝焼けに滲む木々の影 | 葉が落ちきった木を蹴り飛ばしているよう

朝焼けに滲む木々の影

葉は落ちる


色を変えるためではなく



そうあるべきだから



葉も落ちずに色を変えるなんて



想像もできない



ゆらゆらと



たゆたうように落ちる



それは憂いでも、誕生でもなく



一連の出来事の一部




落ちる


そして、流れる




当然のように過ぎ去り



当然のように忘れる




落ちた葉は、二度と木にはつかない



落ちた葉は、別の姿に形を変える




それは



記憶であったり



美徳であったり



きっかけだったりする



けれど




それはもう




木に繁っていた葉とは違うものだった




葉は落ち




木には雪が積もる